縦断調査の実施方法: 会社のパフォーマンスを長期追跡

トレンドアンケートはスナップショットのようなもの: 1 回のアンケートから出せるのは、1 つの時点、1 つの場所における 1 つのグループについての結論です。 そしてほとんどの場合、それで十分です。

しかし時には、調査対象の人々がどのように変化しているかを理解したいこともあるでしょう。 そのような場合、1 回のアンケート、すなわちスナップショットでは不十分です。アンケートを繰返し行い、経時的なトレンドを追跡する必要があります。

人々の変化を確認したい場合、2 つの方法があります。 1 つ目はベンチマークで、長期にわたって異なるグループに同じ質問をし、意見の変化を調べます。 2 つ目の方法は、この記事で詳しく取り上げる縦断調査です。

縦断調査では、数週間から数ヶ月、あるいは数年という長期にわたって同じ回答者グループを追跡します。

これは、それぞれの回答者が 1 回だけアンケートに答える横断調査とは異なり、アンケートを何回か実施してベンチマークデータを収集します。 (これはスナップショット調査になります。)

では、どんなときに縦断調査を行うのでしょうか? 回答者の変化を長期にわたってモニターし、(非常に一貫した!) 回答者グループから結論を引き出したい場合です。

アンケートの反復が賢明な選択を可能にする

数十年に及ぶ長期的調査が必要になるような市場に参入していない場合でも、反復調査を行うことや、回答者の意識や行動の変化を追跡することにメリットはあります。 (ところで、同じ人々を何度も調査する方法は、パネル調査ともいいます。)

たとえばあなたがオンラインマーケターで、読者が新しいメルマガのデザインにどう反応するかを知りたいとしましょう。

デザインを変更してから読者にアンケートを配信するのではなく、まず現在のデザインについてアンケートを行い、好きなところ (と嫌いなところ) を調べます (つまりコンセプトテストを行います) 。 そこで得たフィードバックを新しいデザインに活かすこともできます!

そして、新しいデザインのニュースレターを配信した後、フォローアップアンケートを実施しましょう。 同じ人を対象に調査し、最初のデザインと新しいデザインに対する態度や意見を比較するので、小さな変化でも統計的に有意になります。 もし異なるグループを対象に 2 つの横断調査を実施したなら、より大きな変化がないと有意差が生じたことになりません。

読者のフィードバックに基づいて、デザインにさらに変更を加える場合は、時間をかけてデザインを改良できます。ただし、満足度が最初のデザインを下回ることがないよう注意しましょう。

縦断パネル調査の代替策

同じ回答者グループでアンケートを繰り返すことは、態度や行動の変化を追跡する上で有効ですが、まったく同じ人々に何度も回答してもらうことが困難な場合もあるでしょう。

この例で言えば、たとえ同じ人々にニュースレターを配信していても、同じ人から返って来るとは限りません。 ニュースレターの登録を取り消した人もいるでしょうし、新しく加わった読者もいるでしょう。

そんなときに行うのが、縦断パネル調査です。 これは、最初の回答者の一部を徐々に外していき、新しい読者で補充しながら行う調査です。 (この場合、メーリングリストのうち誰がアンケートに回答したかを簡単に追跡できます。)

この方法なら、新しい人も含めた読者全体の意見を把握しながら、同時に同じ人々の意見の変化も捉えることができます。

縦断調査のアンケートを作成するための3つのヒント

縦断調査を作成するときは次の3つの点に注意します。

1. すべてのアンケートで同じ質問を使うようにしましょう。 質問の仕方を変更することで、たとえ同じ回答者でも相当に異なる回答をする可能性があることが、研究で判明しています。 正確にトレンドを調べるには、反復して行うアンケートに同じ質問を使うことが大切です。

2. パネル調査を計画する際には、最初の調査の回答者のうち、全員が 2 回目の調査にも回答するわけではないことを念頭に置きましょう。 同じグループを対象にアンケートを 3 回実施して、3 回目で少なくとも 1,000 人の回答が得たいのであれば、2 回目や 3 回目で脱落する人を計算に入れ、最初に 1,000 人を上回る回答者を確保する必要があります。

3. アンケートの実施頻度を決定します。 頻繁すぎると、変化が生じるだけの時間が経過しないまま、リソースと時間を無駄にしてしまう可能性があります。 しかし、実施回数が少なすぎれば、あまりにも多くの調査にうんざりして途中でパネル調査から脱落してしまう人が増え、回答者の数が減っていくでしょう。

そう考えると、縦断調査の用途は無限大です。 製品を購入した人々が新しい広告に影響されたのかを確認したり、購入者をフォローアップして製品に満足しているかどうかを確認したりできます。

1 つのデータセットは、ある 1 つの状況に光を当てることができますが、長期的に繰り返し実施したアンケートから得た背景情報は、情報に基づいた決定と改善を行うのに役立ちます。

mingnanl文: Mingnan Liu、SurveyMonkey アンケート専門家