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インターネットをすべての人に - アクセシブルなフォームの作成

アクセシブルなオンラインフォームを提供することで、Webサイトの新たな基準を満たしましょう。役立つヒントでお手伝いします。

アクセシビリティは、現代の優れたWebデザインの中核となる価値観です。障がいのある人を含む、すべてのユーザーがアクセスできるWebサイトにすることは、もはや特別なことではなく、Web全体の標準となりました。米国など、多くの国でWebアクセシビリティに関する法的要件が確立されています。オンラインフォームも例外ではありません。

アクセシブルなフォームとは、すべてのユーザーがオンラインフォームにアクセスし、正しく入力できるフォームです。イベントの登録フィードバック求人応募などフォームの目的を問わず、アクセシビリティのベストプラクティスに従って誰もが使用できるフォームにしましょう。

米国には、何らかの障がいを抱えている成人が6,100万人暮らしています。そもそもWebはすべての人が利用できることを意図しているため、オンラインでの相互作用やコミュニケーションを阻む障壁を取り除くために、Webアクセシビリティの取り組みが必要です。そして、アクセシビリティの影響を受けるのは障がいのある人だけではありません。アクセシブルなフォームやWebサイトは、画面の小さなモバイルデバイスを使用しているユーザー、年齢によって身体の機能が変化していく高齢のユーザー、インターネットが遅かったり帯域幅に制限があったりする人、その他、短期的にWebを使用する能力が状況的または一時的な障がいにより制限されている人たちにも役立ちます。

もしも、あなたのWebサイトやオンラインフォームがまだアクセシブルでないなら、人口のかなりの部分を占める人々をサイトやサービスから締め出している可能性があるのです。

今日の世界では、多くの作業がオンラインで行われています。インターネットは今や、教育、仕事、医療、銀行業務、その他多くの社会的機能にとって不可欠なリソースになっています。アクセシブルでないWebサイトは、入り口にスロープがないお店や、重いドアで閉ざされたレストランのようなもの。一部の人が入れないように阻んでいるのですから。Webサイトやフォームにアクセスできないが故にリソースを利用できない人は、現代社会のこれらの側面に参加することから事実上締め出されてしまいます。たとえば、オンライン登録フォームがアクセシブルでない場合、障がいのあるユーザーはそのイベントに登録できない可能性があります。

オンラインのコンテンツにアクセスする機会は、誰にでも平等に与えられるべきです。脳や神経に特性を持つ人、視覚障がいのある人、あるいは高齢の人を支援するサイトやフォームを作成することで、インクルージョンの実現に一役買いましょう。オンラインコンテンツをアクセシブルにすることは、人としてすべき正しいことだと言えます。

アクセシブルなフォームデザインとWebデザインは、Webサイト全体の体験を充実させるため、より幅広い対象者層をビジネスに呼び込みやすくなります。アクセシブルなデザインは、Webトラフィックを増やして顧客エンゲージメントを高め、コンバージョンの増加にもつながります。高齢の人やITへのアクセスが限られている人、地方や開発途上国に住む人たちのユーザビリティーに影響を与えるという側面も。障がいのあるユーザーのニーズを無視すると、想像以上に大きな集団が潜在的な顧客から除外されてしまいます。

世界広告主連盟の試算によると、障がい者市場が年間の可処分所得に与える影響は13兆ドル以上にのぼるとのこと。つまり、Webサイトやオンラインフォームのアクセシビリティは、利益にも損失にもつながるということです。

一般に、Webアクセシビリティのベストプラクティスは、ワールドワイドWebコンソーシアム(W3C)が定めるWebコンテンツ アクセシビリティ ガイドライン(WCAG)によって定義され、このガイドラインがWebアクセシビリティの国際基準となっています。

WCAGの他にも、インターネットのアクセシビリティを確保するための法的枠組みが確立されています。たとえば、米国政府のWebサイトを運営している事業者は、リハビリテーション法第508条の適用を受けます。

障害を持つアメリカ人法(ADA)は、広く強制される法律とは見なされていませんが、アクセシビリティ基準を満たしていないWebサイトの所有者に対して起こされた民事訴訟で頻繁に引用されているため、これらの法的な基準を理解しておくことも大切です。

Webコンテンツ アクセシビリティ ガイドライン(WCAG)2の要件には、主に4つの基準が定められています。これらの基準は、それぞれ異なるアクセシビリティのニーズに対応し、各基準を満たす方法が示されています。WCAGクイックリファレンスガイドに、各基準を満たすための指示が記載されていますので、オンラインフォームに影響を与える項目を中心にそれぞれの概要を見てみましょう。

アクセシブルなフォームデザインの1つ目の基準は、ユーザーがページの内容を簡単に認識できるようにすることです。このセクションには、フォームに該当するポイントがいくつかあります。

  • コントロールなど、テキスト以外のコンテンツには代替テキストを提供する
  • フォームにビデオが含まれる場合は、適切な字幕をつける
  • 意味のある順序でコンテンツを作成する
  • 情報を伝える手段が色のみにならないようにする
  • テキスト、背景、画像の間に十分なコントラストをつける

2番目の基準は、ユーザーがフォームの主要な機能を簡単に操作できることです。フォームに関しては、以下の点に注意してください。

  • コンテンツをさまざまな入力デバイスで簡単に操作できなければならない
  • コンテンツをキーボードインターフェースを介して操作できなければならない
  • 見出し、ラベル、タイトルを使って、コンテンツのトピックと目的を説明しなければならない

WCAG 2で規定されている3番目の基準は、Webサイトのコンテンツがシンプルで、明確で、理解しやすいものであることです。言葉や用語が複雑すぎると、特に認知機能に障がいのあるユーザーにとっては、何が表示されているのかが分かりにくくなります。オンラインフォームを作成する際は、以下の点に注意してください。

  • 明確で簡潔な言葉を使う
  • イディオムや専門用語は使わない
  • 略語には元の語を補足する
  • できる限り、読解力を中等教育以下のレベルに設定する
  • 入力エラーが発生した場合は、必ずエラーの識別情報が説明されるようにする
  • 入力が必要なコンテンツにはラベルや指示つける
  • 状況に応じたヘルプを提供する

最後の4番目の基準は、コンテンツを幅広いユーザーエージェント(スクリーンリーダーなどの支援技術を含む)で処理できるよう十分に堅牢にすることです。オンラインフォームについては、以下の点を考慮してください。

  • 適切なマークアップ言語、タグ、要素を使用する
  • SurveyMonkeyで作成されたフォームは、支援技術との互換性があり、支援技術が適切に機能するようにプログラムされています

アクセシブルなオンラインフォームを初めて作成する際には、障がいにさまざまな種類があること、そして障がいがWebサイトへのアクセス方法や操作方法に影響を与えることを頭に入れておいてください。つまり、組織のWebサイトやフォームにすべての人がアクセスできるようにするための対策は一つではなく、数多くあるということです。 

ここで、Webフォームのアクセシビリティを改善する代表的な方法をいくつかご紹介します。他にもたくさんありますが、まずはフォームのアクセシビリティのベストプラクティスから始めましょう。 

視覚に制限のある人も確実に読めるコンテンツにする最も簡単な方法は、フォームの背景に対して、テキストとその他のページ要素のコントラストをはっきりとつけることです。コントラストを上げると、テキストがすべてのユーザーにとって読みやすくなり、色覚異常のある人にとっても読みやすくなります。

SurveyMonkeyでは、前述の第508条基準に準拠したクラシックテーマと標準テーマを選択できるようにしています。テーマを選択する際に、アクセシブルなアンケートアイコンを探してください。

オリジナル、北極、氷山、パステル、アクア、チャコールの各テーマが第508条基準に準拠しており、フォームビルダーの[スタイル]タブにあります。

視覚障がいのあるユーザーは、オンラインのコンテンツを読んだり操作したりするために、スクリーンリーダー技術をよく使用します。この技術はフォームの内容を読み上げるだけでなく、ページに表示されるその他の要素に関する情報も提供します。 

スクリーンリーダーが正常に機能するためには、フォームのフィールドに入力すべき内容を識別して、ユーザーに伝えることができなければなりません。フォームフィールド内のプレースホルダーテキストだけでは十分ではないのです。どのような情報を入力すべきかを明確に識別するために、フィールドのすぐ隣にラベルを追加してください。さらに、フィールド、チェックボックス、ラジオボタンを含むすべてのフォームコントロールにも、ページコード内に<label>属性を含める必要があります。

SurveyMonkeyでは、提供するオンライン フォーム ビルダーで作成されるすべてのフォームが、バックエンドで正しくコーディングされることを確認しています。

スクリーンリーダーや、その他のソフトウェアはかなりの進歩を遂げていますが、画像やビデオの内容を読み取るにはまだ十分とは言えません。フォームではできる限り画像とビデオの使用を避け、アクセシブルにしてください。

画像やビデオがどうしても必要な場合は、説明する代替テキストを追加します。代替テキストは画像やビデオに追加できる属性で、スクリーンリーダーを使用する人に読み上げられます。フォームにある画像・ビデオの外観や機能を説明してください。 

代替テキストはかなり詳しく描写する必要があります。たとえば、積み重ねられたワッフルの画像の代替テキストとして「ワッフル」と書きたくなるかもしれませんが、「重ねられ、バターとシロップがかかったベルギーワッフル」とすることで代替テキストの効果が高まります。より正確に画像を説明しているため、視覚に制限のあるユーザーの役に立ちます。

フォームには必須のフィールドと任意のフィールドがあります。入力必須のフィールドを色違いで示すこともできますが、すべてのユーザーが認識できるとは限りません。 

そこで、SurveyMonkeyの必須フィールドのデフォルトには、アスタリスクのマークが設定されています。アンケートの冒頭では忘れずに、アスタリスクの付いているフィールドが入力必須の項目であることを説明してください。

では具体例として、フィードバックフォームを見てみましょう。フィードバックの場合、内容にかかわらず一部の質問を任意回答にすることをお勧めします。顧客フィードバックフォームで、ブランドAでのユーザー体験についてさまざまな項目を尋ねます。これらの質問には回答してもらう必要があるので、必須にしましょう。そしてアンケートの最後に、ブランドAでの体験について他にコメントがないか尋ねます。このフィールドは任意フィールドにして、付け加えるコメントがない回答者は、その質問をスキップしてもエラーが発生することなくフォームを送信できるようにしてください。

スクリーンリーダーやその他のユーザー補助ツールは、画面のコンテンツが頻繁に変わる状況では、その便利さを十分に発揮できません。「1度に1つの質問」形式とは、オンラインフォームのフィールドを1ページに1つずつ表示し、回答を入力すると次のフィールドが表示される方法です。この目まぐるしく変化する画面には、ほとんどのユーザー補助ツールが対応できないので、ユーザーのストレスが溜まる可能性があります。これを防ぐため、質問はテーマごとにグループ分けしてください。複数のページに分けるのはどうしても必要な場合に限りましょう。

  • マトリックス形式のドロップダウンメニュー
  • クリックマップ
  • 支払いの受け取りページ
  • 多言語アンケート(スクリーンリーダーはドロップダウンで優先言語を選択できません)
  • マトリックス/評価スケール質問の強制ランク付け

なぜアクセシビリティのベストプラクティスに従わなければならないのでしょうか。要するに、フォームがアクセシブルでないといくつかの問題が起こるからです。最も影響が大きいのは、フォームの離脱と法的措置の2つです。

すでに述べたように、障がいのある人は米国の人口でかなりの割合を占めています。コンテンツをアクセシブルにすると、より多くの人を対象とすることができ、その結果、オンラインフォームに遭遇して入力してくれる人も自然と増えます。一方、フォームを快適に使用できなければ入力を中断せざるを得ず、その人のフィードバックや登録、その他の入力内容を得るチャンスは失われます。

Webアクセシビリティに関連する法律には通常、法的強制力はないのですが、アクセシビリティの基準を満たしていないWebサイトの所有者を相手取った訴訟が起こされるケースもあります。そして、このような訴訟はここ数年増加傾向にあります。法的な問題を回避するためにも、フォームはできる限りアクセシブルにしましょう。

オンラインフォームをフル活用するため、SurveyMonkeyを使って最大限多くの人がアクセスできるように設定しましょう。フォームのアクセシビリティのベストプラクティスとヒントに従えば、効果的なフォームを作成できます。

フォームについては、SurveyMonkeyで登録フィードバック苦情支払い、その他のオンラインフォームを簡単に作成して共有できるオンライン フォーム ビルダーをご用意しています。目的に合わせてフォームを作成してカスタマイズし、統合機能を使用して支払いの受け取りやワークフローの自動化なども行えます。 

始めるのに必要なのはSurveyMonkeyアカウントだけ。チームでさらにアンケートを作成するには、今すぐご自分に適したプランを選択しましょう!