SurveyMonkeyを使うとオンラインアンケートの作成や実施、分析が極めて簡単になりますが、アンケートで最も大変な作業は、最初の質問を考え出すことかも知れません。アンケートテンプレートをお探しの場合も、単に質問例から質問のヒントを得たい場合も、私たちがお手伝いします。
SurveyMonkeyには、専門家が作成した質問例が数千件用意されているため、必要なインサイトが簡単に得られます。以下で、アンケート質問例について詳しく見てみましょう。
良いアンケート質問とは、顧客や保護者、会議の出席者といった対象者について、価値あるインサイトと重要な情報を提供してくれる質問を指します。簡潔かつ戦略的で、実用的なインサイトを引き出してくれるのが良い質問です。良いアンケート質問の5つの条件をご紹介しましょう。
適切な質問で構成したアンケートは、対象者に関する重要な情報をもたらしてくれます。何を重視しているのか、あなたの会社の製品を買わない理由は何か、購入に至る前にWebサイトを離れた理由は何かなどを調べることができます。良いアンケート質問が重要である理由には、次のようなものが挙げられます。
正しく作成したアンケートは、レポートに適した価値あるデータをもたらします。適切な選択回答形式の質問をすれば、たとえばカスタマーサポートでポジティブな体験をした顧客の割合など、数値を算出することができます。このような質問は、SurveyMonkeyで自動作成したグラフで結果を確認するのに適しています。優れた自由回答形式の質問からは、顧客自身の言葉を使った正直なフィードバックが得られるため、ワードクラウド形式でレポートするのに向いています。
良い質問からは、全体的なビジネスモデルの改善に役立つ実用的なインサイトが得られます。たとえば、会社の製品・サービスにどの程度満足しているかを顧客に1~5の数値で評価してもらった場合は、その結果に基づいて製品やサービスを改善することができます。
優れたアンケート質問は、対象者(たとえば従業員)について、目から鱗が落ちるような情報をもたらすことがあります。従業員に、会社を同業者や友人に薦めるかどうかを質問し、大部分の回答が否定的だった場合は、従業員体験に問題があるという意味なので、改善策を考える必要があります。
SurveyMonkeyは、より快適で多様な職場を作るためのソリューションを提供しています。
アンケート作成のベストプラクティスに従えば、アンケートを成功させ、回答者から明確かつ実用的なデータを得ることができます。
ベストプラクティスに従うことで、次のような性質を持った質問を作成できます。
関連トピック: データを台無しにする5つのよくある質問
収集した回答を分析する際、質問が的確であれば回答も的確ですが、質問が悪ければ回答は的確になり得ません。例として誘導質問を見てみましょう。
「なぜ仕事が好きではないのですか。」
この質問は、回答者が仕事が好きでないことを前提としているため、当然ながら、否定的な従業員体験にまつわる回答しか集まりません。
同様に、質問に「その他」、「この中にはない」、「該当なし」という選択肢を用意しなかった場合、一部の回答者は、自分の本当の気持ちを反映していない選択肢から無理に回答を選択せざるを得なくなります。
次のどの動物を飼っていますか。(当てはまるものをすべて選んでください。)
このような質問ミスを避けるには、SurveyMonkeyの質問バンクから、作成したいアンケートに合った質問を選ぶのが有効です。または、いずれかのアンケートテンプレートを使用し、ニーズに合わせてカスタマイズすると効率的です。組み込みAIを使ってアンケートのスコアを出せば、質問に変更を加える必要があるかどうかを判断できます。
ベーシックプランでは、10問まで無料で利用できます!
SurveyMonkeyでは、毎日2,000万を超える質問に回答が届いています。中でも次のようなアンケートタイプがよく利用されています。
以下は特に人気のあるテンプレート7つを、利用回数の多い順に並べたものです。アカウントにログインすれば、質問例を使ってアンケートを作成したり、アンケートの目的に合わせて質問例をカスタマイズしたりできます。
以下のテンプレートをクリックすると、質問例が確認できます。(テンプレートの中には、まだ一部の言語バージョンが用意されていないものもあります。)
顧客満足度は、製品またはサービスを利用することで得られた顧客の総合的な満足感のレベルを示します。経営者なら、顧客のニーズを理解することで、顧客の満足度とロイヤリティを高める必要があります。SurveyMonkeyの顧客満足度アンケートテンプレートを使えば、顧客の気持ちを把握し、まだ小さいうちに問題を発見することができます。
顧客満足度アンケートは、どのような企業にとってもメリットがあります。レストランのオーナーなら、メニューに新たに加えた料理について意見を聞くために、このアンケートを利用するとよいでしょう。有形商材を販売する会社なら、顧客に、製品・機能の利用体験や全体的な印象について質問することができます。サービスプロバイダーは、サービスの優先順位付けに役立つ質問をするとよいでしょう。SurveyMonkeyのテンプレートは、カスタマイズが可能なので、顧客満足度に関係するあらゆるフィードバックの入手に活用できます。
顧客満足度アンケートでは、顧客が利用した会社の製品やサービスについてどう思っているかを正確に調べることができます。結果に応じて、評判の良くない部分を改善し、問題のある商品を除外するとよいでしょう。
従業員の満足度を測定することは、離職や士気の低下、生産性の減少などを防ぐために重要です。SurveyMonkeyの従業員満足度アンケートテンプレートは、従業員の意欲を喚起する要因を理解し、職場のパフォーマンスを高く維持する上で役立ちます。
従業員満足度アンケートは、離職率が高い場合に有効です。たとえば、従業員の生産性が目に見えて低下している場合や、会社に対する従業員の評価が否定的な場合などにこのアンケートを実施すると、原因の特定に役立ちます。その他に有効な場面としては、会社のイベントへの参加率が下がったとき、報酬パッケージを再評価したいとき、経営陣が変わったときなどが考えられます。
従業員が満足していれば、顧客も満足します。従業員の正直な意見を聞き、それに合わせて組織のポリシーを調整することで、従業員を大切にしていることを伝えましょう。従業員の定着率が高まり、企業文化がポジティブになっていくはずです。
誰もが、カスタマーサポートを利用したことがあるでしょう。利用体験は、良い時もあれば、悪い時もあります。サポートを必要とする顧客は、ポジティブな体験を求めているため、優れたサポート体験が長期的なロイヤリティに直結します。カスタマー サービス アンケートでは、サポート担当者が問題を効果的に解決しているかどうかが判明します。どのような質問をすべきかわからない場合は、SurveyMonkeyのカスタマー サービス アンケート テンプレートを利用すると簡単に始められます。
カスタマー サービス アンケートは、顧客の離脱の理由が知りたいときや、離脱した顧客を再獲得したいときに有効です。また、製品やサービスが顧客にどのように利用されているか、購入・配達・使用時の体験に問題がないかを把握する際にも役立ちます。
会社が提供している製品・サービスについて、どの部分に対する従業員の理解を深めるべきかがわかるだけでなく、改善の必要な部分も特定できます。
新製品を発売するときや、新機能のアイデアをテストするとき、今より効果的なマーケティング・広告キャンペーンを企画したいとき、市場に関する情報を得たいときなどに、市場調査アンケートが役立ちます。ターゲット市場や消費者から詳細なフィードバックを得れば、戦略に変更や改善を加えることができます。市場調査アンケートテンプレートを利用し、ニーズに合わせてカスタマイズしましょう。
新しいキャンペーンを開始したり、新製品・サービスを発売したりする前に市場調査アンケートを実施すれば、マーケティング計画が有望かどうかを確認できます。ポリシーを公開する前に、ポリシーに対するターゲット層の意見を見極めることができます。製品をアップデートする場合は、顧客がどのような機能を望んでいるかを事前に調べることができます。
学校の風土について保護者や教員、スタッフがどう思っているかをアンケートで調べます。学校の風土は、生徒の体験を大きく左右します。
学校アンケートでは、学校の風土や文化、雰囲気について調べることができます。SurveyMonkeyのシンプルな学校風土アンケートを利用すれば、回答者が学校についてどう感じているかを理解できます。
学校風土に関するデータは、生徒が健やかに成長できるような環境・リソース・人間関係が整っているかどうかを明らかにします。このデータを活用し、学校コミュニティーの強化につながるような変更を実施するとよいでしょう。
SurveyMonkeyには、管理者・生徒・教員向けなど、さまざまな種類の教育アンケートが用意されています。
従業員の360度評価では、従業員同士が互いを評価します。マネージャーが行う人事考課とは異なり、同僚や顧客、レポート担当者など、接触のあるすべての人からフィードバックをもらいます。このテンプレートは、従業員360度評価を始める上で役立ちます。
このアンケートは、問題点や改善の必要な分野を見つけ、組織の効率を向上させるために利用できます。マネージャーが従業員からフィードバックをもらってアクションを実行したり、同僚の間で共同作業を改善したりする際にも有効です。従業員の長所・短所や管理スタイルなどを評価するのに役立つアンケートです。
従業員は、仕事のさまざまな側面について、複数のソースからフィードバックを得ます。これにより、職場での絆が深まり、能力開発やトレーニングの必要な分野が判明し、チームワークや責任感が高まります。
幼稚園から高校3年生までの親に対するアンケートは、SurveyMonkeyがハーバード教育大学院と共同で作成しました。子どもが通う学校について、保護者がどのような意見・気持ち・姿勢を持っているかを調べるアンケートです。
教職員は、このアンケートを実施することで、保護者が学外での学習を支援しているか、学校の規律や規則についてどう考えているか、授業が生徒のやる気を引き出すような内容だと感じているかなど、学校の成功に影響する要素について調べることができます。
このアンケートを使用すると、保護者は学校に関する意見を表明することができ、教職員は保護者からの明確なフィードバックを入手できます。専門家が作成したテンプレートを使って、うまくいっている部分、うまくいっていない部分を特定しましょう。
遠隔学習に関するフィードバックが必要なら、SurveyMonkeyの遠隔学習アンケートテンプレートをお試しください。
自由回答形式から選択回答形式まで、10種類以上の質問タイプをご用意しています。最も利用されている(と同時に最も有益と言える)質問タイプは複数選択肢の質問ですが、大切なのは目的に合わせて質問タイプを選ぶことです。ぜひ、適切な質問タイプを選び、効果の高い質問を作成する方法を研究してください。
複数選択肢の質問はアンケートで最もよく利用される質問タイプです。回答者は、用意された選択肢のリストから1つまたは複数を選びます。複数選択肢の質問からは、分析に適した構造化データが得られます。
アンケート質問例:
当社のブランドに最も当てはまるのは次のうちどれですか。
製品の特徴のうち、最も重視しているものは何ですか。
評価スケールの質問では、回答者がスケール上の範囲の中から回答を選択します(0~10など)。回答者は、「はい」や「いいえ」といった絶対的な値ではなく、一定の範囲から自分の意見に合った回答を選ぶことができます。
アンケート質問例:
この製品を友人に薦める可能性はどの程度ありますか。
まったくない 大いにある
さまざまなトピックについて回答者の意見や意識を測定するためには、リッカート尺度の質問を使用します。通常は、回答の選択肢を5~7段階で用意し、両端に極端な選択肢、中間に中立的な選択肢を配置します。
アンケート質問例:
カスタマーサービスの担当者とやり取りした体験を評価してください。
所得水準や結婚歴など、回答者のバックグラウンドについて情報を集めたい場合は、デモグラフィック質問を使うと、ターゲット層に関するインサイトが得られます。回答は、ターゲット層のセグメント化やデータの詳細な分析に役立ちます。アンケートでデモグラフィック質問を使用する方法をご確認ください。
アンケート質問例:
年齢を教えてください。
自由回答形式の質問では、回答者がコメントボックスに回答を自由に入力します。選択肢は用意されていません。回答者は、回答やフィードバックを自分の言葉で記述することができます。文章で入力された回答は、分析が難しいですが、思いがけない情報をもたらしてくれることがあります。
アンケート質問例:
自由回答形式の質問と選択回答形式の質問の違いはご存知ですか。
関連トピック: ファイルをアップロードできるアンケート: 方法・例・ヒント
この記事が、アンケートで尋ねる質問について考えるきっかけになれば嬉しいです。特によく使用されている質問は何だと思いますか。当ててみましょう!
フィードバックを自分の職務や業種で活用するためのツールキットを開拓しましょう。
400種類以上の専門家作成のカスタマイズ可能なアンケートテンプレート。SurveyMonkeyで優れたアンケートをすばやく作成・送信しましょう。
SurveyMonkeyのp値計算ツールでp値を計算しましょう。また、p値の計算方法や解釈方法もステップバイステップで学べます。
SurveyMonkeyの新しい複数アンケート分析機能を使うと、アンケート結果を1つのビューにまとめて分析できます。