効果的なアンケートは、うまく構成されたわかりやすい質問から始まります。主要なアンケート質問の種類を把握しておけば、適切な回答の選択肢を選んで本当に重要なインサイトを得ることができます。

さまざまな種類のアンケート質問の製品スクリーンショット。

アンケートからどのようなデータが集まるか、どのようなインサイトが見つかるか、どのような意思決定ができるかは、質問に左右されます。回答の選択肢から回答の尺度までを含む各質問の構成が、精度や比較可能性、そして回答体験全体に直接影響します。

アンケート質問の種類が異なれば、得られる価値も異なります。複数選択肢の質問ではパターンが簡単に数値化でき、評価スケールでは程度を測定し、リッカート尺度では意識が明らかになり、自由回答形式では決まった選択肢からは得られない文脈情報が浮き彫りになります。同時に、どの形式にも、労力やスマホでのパフォーマンス、あいまいな言い回しやバランスの悪い選択肢から生じるバイアスのリスクなどのトレードオフがあります。

効果的なアンケートを作成する際には、必要なデータを収集できる適切な質問の種類を選ぶ必要があります。一般的に使用されるアンケート質問の種類と使用する場面について、まずは簡単に表にまとめました。

種類使用する場面よくあるミスSurveyMonkeyの機能
複数選択肢回答の数値化、分析の簡素化、比較のしやすさが必要なとき。「直近で使用したチャネルを教えてください」(メール・チャット・電話・その他)「その他(具体的にご記入ください)」がない。選択肢が多すぎる。質問バンクの提案と瞬時に生成されるグラフ。
評価スケール意見、意識、行動の程度を測定したいとき。「満足度を1~5で評価してください。」両端の点にラベルがない。中間点が解釈しにくい。ラベル付きの尺度を用意したテンプレート。ベンチマーク比較が可能な項目。
リッカート尺度一定の範囲で意識を見極めたいとき。「このブランドを信頼している。」(まったく同意しない → 大いに同意する)二重質問。バランスの悪い言い回し。AIを活用した設計で記述文を改善。
マトリックス複数の項目を同じ回答選択肢で評価したいとき。「各項目を評価してください。」(使いやすさ・スピード・信頼性)長々としたグリッドがスマホに表示される。行・列の数が多すぎる。スマホプレビューとページネーション。AIの提案で項目を1つにまとめる。
ドロップダウン長いリストをコンパクトに表示したいとき。「国を選択してください。」隠れてしまい一目で読み取れない選択肢。ラベルに一貫性がない。あらかじめリスト(国・都道府県)が用意されたテンプレート
自由回答形式詳細な質的フィードバックが収集したいとき。「どうすればお客様の体験が改善されるとお考えですか。」数値化しにくい。手間がかかる。AIインサイトとテキスト分析でテーマや感情を特定。
デモグラフィックス結果を属性別にセグメント化したいとき。「どの年齢範囲に該当するか教えてください。」必要以上に聞いてしまう。明確でない選択肢や、インクルーシブでない選択肢。質問バンクで使われているインクルーシブな言い回し。スキップロジックで該当しない項目を省略。
ランク付け好みや相対的な重要度を理解したいとき。「これらの機能を最も重要なものから順にランク付けしてください。」手間がかかる。回答者がすべての項目を知っていなければならない。ドラッグ&ドロップによるランク付けとわかりやすい視覚化
画像の選択外観に関する好みをテストしたいとき。「最もモダンと感じられるロゴはどれですか。」代替テキストがない。ファイルのサイズが大きいと読み込みに時間がかかる。画像の選択の質問タイプを使ったテンプレート。代替テキストフィールド。
クリックマップ画像の各部分についてフィードバックが欲しいとき。「この広告で、最初に目が留まる場所をクリックしてください。」あいまいな質問。ごちゃごちゃした画像。クリックマップと、結果がすばやく把握できるヒートマップ。
ファイルのアップロード補助的な資料を集めたいとき。「履歴書またはワークサンプルをアップロードしてください。」ファイルの形式やサイズが指定されていない。プライバシーの問題。形式やサイズを管理できるファイルのアップロード。安全な収集。
スライダー連続量の尺度で測定したいとき。「スライダーをドラッグして可能性を0~100で評価してください。」尺度の意味がわかりにくい。スナップポイントがない。ラベル付きの目盛りやオプションの目盛りが用意されたスライダー
二者択一「はい・いいえ」や「そう思う・思わない」ですばやく答えて欲しいとき。「担当者は問題を解決しましたか。」複雑なトピックを過度に単純化してしまう。回答内容に応じてフォローアップ質問へと誘導するロジック
ベンチマーク設定可能結果を外部基準と比較したいとき。「当社を他の人に薦める可能性はどの程度ありますか。」ベンチマーク項目とベンチマーク設定が不可能な言い回しが混ざっている。比較可能な質問が一目でわかるベンチマーク質問バンクのインジケータ。

以上の一般的な質問の種類と、それらを効果的に利用して貴重なフィードバックを収集する方法について、さらに詳しくご紹介していきます。質問バンクベンチマークテンプレートAIを活用した作成・インサイトなどの機能を使用してすばやくスマートにアンケートを作成する方法をご覧ください。

複数選択肢のアンケート質問とは、回答者が用意された選択肢の中から1つまたは複数の回答を選択する形式の質問です。アンケート質問の種類の中でも最も一般的で信頼性の高いものの1つです。わかりやすく、すばやく回答できて、体系的な回答が得られるため、回答者間で結果を比較しやすいという特長があります。

単数回答の複数選択肢質問では、ラジオボタンを使って、1つの回答しか選択できないようにします。二択の質問や、評価カテゴリー、名義尺度での分類など、回答が1つに限られる場合に有効です。

アンケートでの複数選択肢の質問例

複数回答の質問では、チェックボックスを使い、該当する選択肢をすべて選択できるようにします。複数の回答があるのが普通であるような行動・嗜好の場合に、この形式を選びます。たとえば次のような質問です。

「直近で使用したチャネルを教えてください」

  • メールアドレス
  • チャット
  • 電話
  • その他(指定してください)

複数選択肢の質問は、用意された選択肢を使わないと回答できないため、選択肢が不完全または不明瞭であったり、バランスが取れていなかったりすると、バイアスが生じる原因となります。次のようなミスを避ける必要があります。

  • 「その他(具体的に記入してください)」という選択肢がない
  • 回答の選択肢が多すぎる
  • 選択肢が重複している、または選択肢に一貫性がない
  • 回答者を特定の回答に誘導する偏ったカテゴリー

評価スケール質問は、選択回答形式で、程度や満足度、可能性などを示すスケール上で数値やラベルの付いた目盛りを回答者に選んでもらいます。スケールを使うことで、意識の数値化や回答の比較、アンケート全体での経時的な変化の追跡が簡単になります。

評価スケールでは、1~5段階の満足度0~10段階の可能性など、見慣れた数値範囲が使われるのが普通です。たとえば満足度を評価する質問は、次のようになります。

「体験にどの程度満足しましたか。」

  • 1 = 大いに不満
  • 5 = 大いに満足

よく知られている例として、Net Promoter Score®(NPS)質問が挙げられます。この質問では、0~10の数値スケールを使って、製品・サービスを知人や友人に薦める可能性を評価してもらいます。

アンケートに表示された評価スケールのNPS質問例
  • 両端にラベルを付ける。両端が明確に定義されていれば(たとえば、0 = 「まったくない」、10 = 「大いにある」)、中間点での混乱の予防になり、解釈のバイアスが軽減されます。
  • ポイントの範囲を意識して選ぶ。満足度の評価なら、5段階または7段階の数値スケールが有効ですが、より詳細な回答が必要なときは、0~10のように幅の広いスケールを使用します。
  • 文脈を説明する。簡潔な指示文を加えて数値の意味を説明します。
  • 評価スケールとリッカート尺度を使い分ける。評価スケールでは、程度を連続値として捉えますが、リッカート尺度では、ラベル付きのカテゴリーを使用して同意の強さを測定します。
  • 強力なテンプレートを使う。SurveyMonkeyに用意されているラベル付きの評価質問とベンチマーク対応の項目を使うと、質問をすばやくセットアップして分析することができます。

リッカート尺度のアンケート質問は、同意や頻度、感情などのレベルを、等間隔でラベルが付いた尺度を使って測定する質問タイプです。記述文に対する回答者の感情の強さが測定できるため、オンラインアンケートで特に広く使われています。

リッカート尺度では、スケール上の各ポイントに一貫したラベルを付けます。次のような形式が一般的です。

  • 同意: まったくそう思わない → 強くそう思う
  • 頻度: まったくない → いつも
  • 尤度: まったくない → 大いにある

たとえば従業員アンケートでは、回答者に職場に関連する記述文を評価してもらうのが一般的です。

アンケートでのリッカート尺度の質問の例
  • リッカート尺度と評価スケール: リッカート尺度では、ラベルの付いたカテゴリー(例: 「そう思う」)を使用し、数値の評価スケールでは数値(例: 1~10の満足度)を使って程度を測定します。
  • リッカート尺度と複数選択肢: 複数選択肢のアンケート質問では、回答の選択肢で回答者を分類し、リッカート尺度では、同意の程度や頻度から違いを把握します。
  • 二重質問となる記述文(例: 「私の上司は明確にコミュニケーションを取り、私の成長をサポートしてくれている」)
  • 回答者を特定の感情に誘導するような、誘導的な質問
  • スケールの解釈を難しくする、一貫性のないラベルや不均等なラベル

マトリックス形式の質問では、類似する項目で同じ回答の選択肢を使用します。項目が並んで表示されるため、回答者は、比較しながら回答を選ぶことができます。複数の記述文で意識や満足度、行動などを調べ、1つの体系的なグリッドで比較したいときに有効です。

マトリックス形式は、リッカート尺度や評価スケールの質問と相性が良いです。

マトリックス形式のアンケート質問の製品スクリーンショット。

マトリックス形式の質問はアンケートの簡素化に役立ちますが、慎重に使用しないと明確で答えやすいアンケートになりません。

  • マトリックスが大きくなり過ぎないように注意する。モバイルデバイスで必要以上にスクロールしなくてもいいように、6行・5列以下に抑えます。たとえば上記のアンケートは、混乱を招いたり、回答者の負担になったりする可能性があります。
  • モバイルでの読みやすさを優先する。SurveyMonkeyのモバイルビューでマトリックスのプレビューを確認し、ラベルやタップ領域のナビゲーションが簡単であることを確認します。
  • 長いグリッドは分割する。マトリックスが密になり過ぎた場合は、それぞれの項目を個別の質問に分けるか、セクションをページ分けして進捗状況バーを表示します。
  • 必要に応じて代替の種類を使用する。特に並べて比較する必要がない場合は、ドロップダウンや複数選択肢の質問にした方が見やすい場合があります。

ドロップダウンのアンケート質問では、多数の選択肢がスクロール可能なメニューにコンパクトにまとめて表示されるため、選択肢の数が多いにも関わらず回答者に負担を感じさせることがありません。多数の回答の選択肢を表示しながらも雑然としたアンケートにしたくない場合に、特に便利です。

「年齢を教えてください。」

ドロップダウンに「18歳未満」・「18~24歳」・「25~34歳」といった年齢区分のリストを含めます。コンパクトで見やすいため、回答者は、自分に合った選択肢を簡単に見つけることができます。

ドロップダウンのアンケート質問の例

ドロップダウンは、次のようなときに効果的です。

  • リストが長いとき(例: 国、職務、部署など)。
  • 五十音順に並べると読みやすくなるとき。順番に並んでいると、適切な選択肢をすばやく見つけることができます。
  • モバイルでのユーザビリティーが重要なとき。ドロップダウンを使用すると、小さな画面でもすっきりと整理され、長いリストが管理しやすくなります。

ただし、文脈が重要で、いくつかの選択肢を一目で比較できることが求められる場合は、複数選択肢の質問の方が適切です。すべての選択肢が表示されている方が、すばやく確実に選べるためです。

自由回答形式のアンケート質問は、回答者に自分の言葉で答えてもらう質問で、用意した選択肢では捉えられないような背景が明らかになります。テキストボックスに回答を記入してもらうことで、質的なデータを集め、動機を把握し、詳細な分析に役立つコメントを入手することができます。

自由回答は、奥行きのある内容であるため、回答者の意見だけでなくその理由も把握できます。特に、思いもつかなかったアイデアや問題、機会を見つけるのに役立ちます。

しかし、自由回答文は、分析に時間がかかるだけでなく、あまり頻繁に使うと回答者のアンケート疲れを招きます。自由回答形式の質問は、データが構造化されないため、数値やトレンドの追跡には向きません。

アンケートでのNPSの自由回答形式の質問
  • 選択回答形式の項目と組み合わせる。評価の質問に続けて自由回答形式の質問をすると、なぜそのような評価になったかが理解できます。例: 「そのスコアを付けた主な理由を教えてください」
  • 焦点の合った質問文を作成する。的を絞った質問をすれば、より明確で実用的な回答が得られます。
  • 使い過ぎない。本当に背景情報が必要な場合のみ、自由回答にします。長いアンケートの中で何度も使用することは避けましょう。
  • 任意回答にする。テキストボックスへの記入を任意にすることで、回答の妨げが減り、回答者の離脱を最小限に抑えることができます。

デモグラフィックアンケート質問は、年齢・性別・学歴・居住地などの背景情報を収集し、結果のセグメント化やグループ間の比較を可能にします。よく考えて使えば、アンケート結果に重要なコンテキストが加わるため、より正確で実用的なインサイトが得られます。

デモグラフィック質問の回答の選択肢は、明瞭でインクルーシブなだけでなく、データの分析に直接関係したものであることが大切です。次のような方法で、アクセシビリティーと回答者の快適さを高めます。

  • 答えないオプションを用意する。「答えたくない」という選択肢を表示します。
  • 不快な言葉、排外的な言葉を意識する。回答の選択肢を書く際に、回答者のことを第一に考えてインクルーシブな言葉を選びます。
  • 複雑なデモグラフィックを認識する。アイデンティティーや役割が1つに限定されない場合は、複数選択を可能にします。
  • 配置に注意する。デモグラフィック質問は、アンケートの終盤に配置すると離脱につながりにくくなります。
  • 理由を説明する。デリケートな項目については、なぜ知りたいのかを簡単に説明すると信頼が生まれ、正直に答えてもらえます。

デモグラフィック質問では、次のような項目について聞きます。

  • 年齢: 「年齢を教えてください」という質問と、年齢区分(例: 18歳未満、18~24歳、25~34歳、35~44歳など)を表示します。
  • 性別(性自認): 選択肢に、ノンバイナリーや自分で記入できる欄を含めます。
  • 居住地: 国 → 都道府県 → 市町村という形で答えてもらい、一貫した分析ができるようにします。
  • 最終学歴: 卒業・修了した最高位の教育機関。
  • 業種・職種: 職務や部署、雇用状況など。
  • 世帯情報: 世帯規模や所得水準など。
デモグラフィックアンケート質問の例

ランク付けのアンケート質問では、回答者に項目を好きな順に並べてもらいます。何が好きかがわかるだけでなく、各項目の相対的な重要度も把握できます。ランク付けの質問は、複数選択肢や評価スケールでは捉えられない詳細が明らかになるため、優先度を特定したいときに有効です。

ランク付けの質問がうまく機能するためには、回答者がリストにある項目をすべて知っていて、適切に比較できることが大切です。1つの回答を選択する質問より手間がかかるため、リストは短く、明瞭で読み取りやすいものにする必要があります。ランク付けの質問では、次のようなことが調べられます。

  • 製品のどの機能が最も重視されているか
  • 福利厚生やサービスにどのように優先順位を付けているか
  • 一般的に知られている選択肢の好み(例: コンテンツタイプ、チャネル、形式など)

回答者が一部の項目を知らない可能性がある場合や、より単純な形式で足りる場合は、複数選択肢か評価スケールの質問の使用を検討しましょう。たとえば、下のような質問の場合、回答者はすべてのテレビ番組を知らないと比べることができません。

ランク付けのアンケート質問例

画像の選択のアンケート質問は、回答の選択肢として画像を使用するため、回答者にデザインや広告、ロゴ、製品コンセプトなどのビジュアルを比較してもらう場合に最適です。この質問タイプは、特に説明文よりもビジュアルの品質が重要な状況ですばやく好みを確認したり、コンセプトテストを行ったりするのに役立ちます。

アンケートでの画像の選択の質問
  • 画像に明確なラベルを付ける。内容を簡潔に説明したラベルを付ければ、回答者にとって、何を比較するのかがわかりやすくなります。
  • モバイル対応のファイルを使う。サイズの大きな画像は読み込みに時間がかかるため、スマホなどの小さな画面ではアクセシビリティーの問題が生じる可能性があります。
  • 代替テキストを含める。代替テキストを含めると、アクセシビリティーが改善され、すべての回答者がアンケートのコンテンツを確認できるようになります。

クリック マップ アンケート質問は、Webページや製品モックアップ、陳列棚などの画像を提示して、回答者に画像の特定の部分をクリックしてもらう質問です。注目の集まる部分や直感的なナビゲーションパス、初見で目を引くビジュアル要素などを調べたいときに役立ちます。

「このWebページで、真っ先に目が行く部分をクリックしてください。」

  • 明確な指示文を書き、アクションを1つだけ求める。例: 「最初にタップするであろう場所をクリックしてください。」
  • すっきりした見た目にする。シンプルでわかりやすい画像は、より良いインサイトにつながります。
  • モバイルデバイスでタップ可能な領域を十分に大きくする。
  • 代替テキストを追加し、画像サイズを最適化してアクセシビリティーを高める。

ファイルのアップロード質問は、回答者がアンケート内に直接、履歴書や顔写真、ID、補助資料などの文書や画像をアップロードできる質問です。この質問タイプは、情報の検証や、応募書類の収集、応募や受付の補助などの目的でファイルを提出してもらう必要がある場合に便利です。

アンケートでのファイルのアップロード質問の製品スクリーンショット
  • 必要なものだけを要求する。プライバシーを守り、回答の妨げを減らすために、機密性の高い文書を要求することは、必須でない限り避けるようにします。
  • ファイルのアップロードを求める理由を説明する。簡単な説明があるだけで信頼が高まり、回答者による適切なファイルのアップロードを促すことができます。
  • 明確なパラメーターを設定する。SurveyMonkeyでは、アップロードできるファイル形式(PDF・PNG/JPG・DOC/DOCX)と最大ファイルサイズを定義することができます。
  • ストレージを整理する。ファイルは、個別に、または一括でダウンロードして確認できます。

スライダーのアンケート質問は、連続量の数値スケールを使って何かを評価してもらう質問で、回答者は、マーカーを自分の意見に該当する点まで動かします。インタラクティブで直感的な質問形式であるため、アンケートの中で感情や可能性、程度を測定したいときに適しています。

「この機能をもう一度利用する可能性はどの程度ありますか。」

  • 0 = まったくない
  • 100 = 大いにある
アンケートでのスライダー質問の例
  • 両端にラベルを付ける。端の点が何を意味するかが明確であれば、回答者にとってスケールが解釈しやすくなります。
  • スナップポイントを使用する(例: 5または10目盛りずつ)。特に、回答を正確に比較する必要がある場合に使用します。
  • 複数選択肢や評価スケールではなく、スライダーを選ぶ。特に、広範囲な値を選択肢にしたい場合に選択します。

ベンチマーク設定可能なアンケート質問は、標準化した文章とスケールを使っているため、結果を外部基準と比較することができます。この質問タイプでは、類似した組織や顧客層、業界などの間でスコアを比較して立ち位置を確認し、目標の設定やパフォーマンスの追跡、結果の報告に役立つ明確な文脈情報を得ることができます。

ベンチマーク設定可能な質問では、一貫した文章と広範な回答のスケールを使用することで、信頼性の高い比較可能なデータを生成します。アンケートの対象が従業員か顧客か、広範な消費者かに関わらず、文章が決まっているので、同じ質問を使用した他の集団から得た集計化された基準(スコア)と結果を比較することができます。

質問バンクのアンケート質問の製品スクリーンショット。

よく知られた例が、製品・サービスを薦める可能性がどの程度あるかを0~10の段階で測定するNet Promoter Score®(NPS®)質問です。

SurveyMonkeyに用意されている質問バンクアンケートテンプレートでは、ベンチマーク設定可能な質問が強調表示されています。小さな棒グラフのアイコンが付いた質問は、そのままベンチマーク設定可能な質問として使用できます。

二者択一のアンケート質問は、2つの選択肢(「はい・いいえ」や「そう思う・思わない」など)を提示してすばやく明確な回答を収集する、選択回答形式の質問です。資格の有無を確認する、同意を得る、特定のアクションまたは条件を検証するなど、アンケートの中で簡単なチェックを行いたいときに便利です。

「担当者は問題を解決しましたか。」
はい
いいえ

二者択一のアンケート質問

次のような状況では、二者択一の質問を使用するとアンケートがシンプルになります。

  • 二者択一の回答のみが必要
  • 回答者をスクリーニングしたい(対象かどうか、デバイスの種類、応募条件)
  • 回答者の負担を最小化してアンケート疲れを減らしたい

二者択一の質問は、回答の選択肢が2つしかないため、本来なら多岐にわたる体験を過度に単純化してしまう可能性があります。満足度や頻度、程度などをより詳細に調べたいときは、次のような方法を検討しましょう。

  • 少数の明確なカテゴリーを使って複数選択肢の質問を作成する
  • 評価スケールの質問に変えて程度や感情を把握する
  • 簡潔な自由回答形式のフォローアップ質問を追加して文脈情報を集める

以上のような質問は、わかりやすいだけでなく、実用的なインサイトの収集に役立ちます。

質的なアンケート質問は、回答者に自分の言葉でフィードバックを記入してもらい、説明的、記述的な回答を集める自由回答形式の質問です。ストーリーや意見、説明など、用意された回答の選択肢では捉えきれない深みのある文脈情報が得られます。多くの場合、考えや動機、体験を詳しく記述したコメントが集まります。

  • 「当社の新製品についてどう思いますか。」
  • 「当社のカスタマーサービスでの体験について教えてください。」
  • 「このスコアを選んだ主な理由を教えてください。」

質的な質問は、文脈や発見、詳細が必要なとき、とりわけ、決まった選択肢に要約できないような意識や感情、体験について調べたいときに使用します。質的なフィードバックは、数値化が難しく、幅広いトレンドを示していない可能性があることに注意し、アンケート疲れを防ぐためにも多用しないことが大切です。

量的なアンケート質問では、評価スケール、複数選択肢、「はい・いいえ」の回答など、構造化された選択肢を通じて数値データやカテゴリカルデータを集めます。この質問タイプを使うと、頻度や程度、満足度など、標準化された指標を測定し、統計的に分析することができます。

  • 「当社のサービスにどの程度満足しているかを、10段階で評価してください。」
  • 「当社の商品を月に何回使いますか。」
  • 「当社のイベントに参加したことはありますか。」

特にパターンの追跡やグループの比較、パフォーマンスのベンチマーク比較、トレンドの分析などのために測定可能な結果が必要なときは、量的な質問を使用します。欠点としては、回答の選択肢があらかじめ用意されているため、ニュアンスが捉えられないことが挙げられます。文脈情報によって分析が強化されるのであれば、的を絞った自由回答形式のフォローアップ質問を量的な質問に組み合わせましょう。

効果の高いアンケート質問を作成すれば、アンケート全体でより正確で明瞭なデータが集まります。異なる種類のアンケート質問を使用するときは、次のようなベストプラクティスを念頭に置いてください。

方法論で手堅いとされている質問から始めましょう。SurveyMonkeyのアンケート専門家が作成した無料のアンケートテンプレートを使用するか、質問バンクから既成の質問を選ぶことができます。これらのリソースを活用してバイアスのない回答の選択肢を選び、よくあるミスを回避すれば、信頼の置けるインサイトにつながるアンケートが作成できます。

米国では、SurveyMonkeyのアンケートに回答する際、10人中6人がスマホかタブレットを使っています。アンケートの設計をモバイル対応にすれば、回答者のエンゲージメントが維持され、離脱率が低下します。

モバイル最適化のチェックリスト:

  • 大部分を複数選択肢の質問にする。
  • ページあたりの質問数を少なくする。
  • アンケートをなるべく短くする。
  • 本当に必要な質問だけ、回答を必須にする。
  • 場所を取る要素は使わず、シンプルな形式にする。
  • 画像の数を少なくする。
  • アンケートを複数のデバイスでテストする。
  • アンケートのURLを短くて共有しやすいものにする。

わかりやすく、一度に1つのアイデアに焦点を当てた質問を作成します。専門用語や複合質問、回答者が混乱するような専門的な表現は使わないようにしましょう。

回答者が正直に答えられるように、中立的な言い回しで質問を作成します。たとえば、「当社のカスタマーサービスでの体験は、どの程度素晴らしかったですか」ではなく、「当社のカスタマーサービスでの体験を評価してください」とします。

評価スケールなどの構造化された質問タイプに、的を絞った自由回答形式の質問を組み合わせます。それにより、測定可能なデータに加えて、回答者が自分の言葉で表現した文脈情報や説明が得られるため、インサイトが充実します。

アンケートの下書きを同僚や関係者に渡し、あいまいな言い回しや欠けている選択肢がないか、どうすればナビゲーションを簡単にできるかを一緒に考えてもらいましょう。簡単に見直すだけでも、品質が向上し、回答者の混乱が軽減されます。

アンケートの公開前に、小規模なグループを対象にアンケートを試験的に実施してみましょう。そこで得たフィードバックに基づいて、わかりやすさや言い回し、回答の選択肢に問題がないかを調べ、調整を加えます。

どのような場面で、どの質問タイプを使うかをしっかり押さえておくことが大切です。主な質問タイプに慣れておけば、どのような回答が欲しいかに重点を置いて、信頼性の高い正確なデータにつながるアンケートを作成することができます。

SurveyMonkeyでは、優れたアンケートの作成をお手伝いするために、専門家が作成した質問やインクルーシブな回答の選択肢だけでなく、アンケートの作成・分析を簡単にするAIを活用した作成ツールも提供しています。専門家の手によるアンケートテンプレートや、充実した質問バンク各種業界向けのアンケート質問のサンプルを利用すれば、アイデアをわずか数分で本格的なアンケートに変えることができます。

作成したいのが顧客満足度アンケートでも、従業員エンゲージメント パルス サーベイ、または市場調査アンケートでも、SurveyMonkeyに用意されている構造やガイダンスに従って、明確で信頼の置けるデータを集めるための適切な質問の種類を選ぶことができます。

無料で始めてテンプレートに目を通し、質問をカスタマイズし、アンケートを作成して実用的なインサイトを得ましょう。

NPS、Net Promoter、および Net Promoter Score は Satmetrix Systems, Inc.、Bain & Company、Fred Reichheld の登録商標です。

Woman with glasses and headphones scrolling on a tablet

SurveyMonkeyが仕事の効率化をお手伝いします。成功する戦略・製品・体験で影響力を最大化する方法をご覧ください。

A man and woman looking at an article on their laptop, and writing information on sticky notes

Hornblower社がSurveyMonkeyとパワフルなAIを使ってNPSデータを最大限活用し、顧客の洞察を収集して、顧客体験を改善している方法をご覧ください。

Smiling man with glasses using a laptop

顧客満足度の定義と測定方法、そして事業を成功させる8つの戦略をこの究極ガイドでご確認ください。

Woman reviewing information on her laptop

カスタマー エフォート スコア(CES)は、顧客の満足度や期待を示す指標です。このガイドで詳細をご確認ください。