生徒アンケートは教師にとって貴重なフィードバックの情報源であると同時に、生徒にとって自分を見つめ直す機会です。学年の始めや、中間、終わりにアンケートを実施すると、効果的な授業を計画したり、困っている生徒に救いの手を差し伸べたり、教授方法を改善しやすくなります。
質問のすべてから有用な回答が得られるわけではありませんが、行動に移すことが可能な洞察を担任する生徒から得るのに役立つアンケートの質問を紹介しましょう。
最も重要な単元を簡単な順にランク付けをさせることで、生徒が苦労している教材の種類を特定します。回答から、比較的難しい教材を把握することができるので、今後の教授方法を効果的に変更することが可能になります。単元を習った後のクラスでは復習をする、カリキュラムを改善するためにもっと時間を充てる、などが考えられます。
この質問は、ドラッグ&ドロップによるランク付けタイプの質問を使って尋ねることができます。単元を回答の選択肢に設定すると、授業で学習した内容を生徒にざっと思い起こさせることができます。このような対話型質問は興味をそそるため、ストレートライニング(パターン化された回答といい、退屈に感じた回答者が、早く終わらせるためにどの質問にも同じ選択肢を選んでいくこと)の防止にもなります。選択肢を増やしすぎないように注意してください。選択肢が10を超えると回答者への負担が掛かりすぎです。
宿題は学習を補助しますが、多すぎると悪影響となってしまうことがあります。生徒の半数以上が「ストレスの主な原因は宿題」と答える場合などがそれに当たります。1日2時間以上宿題に費やす生徒はストレス関連の健康障害が出る恐れがあります。
生徒が授業中にどんな活動を好むかはすでに把握されていると思いますが、もっとも勉強になっているものが何かもご存知ですか?
複数選択肢質問で尋ねましょう。それに続けてテキストボックスの質問でその理由を尋ねます。
これまでに生徒アンケートを作成したことがあれば、具体的な質問ほど、有益な回答が返ってくることが多いことにお気づきでしょう。そこで、コメントボックスを使って、生徒が好きなことと嫌いなことを具体的にリストアップしてもらいましょう。このような自由形式の質問ならば、生徒はクラスの力関係や、管理、カリキュラムなど、自由に意見を述べることができます。
教師の多くは、個人的なフィードバックを求めることを恐れています。批判的なフィードバックに晒されるのは怖いことですが、建設的な批判を求め、それを乗り越えていくことで、教師として最大限の能力を発揮できるように成長することができます。
教師として直した方がよいことを尋ねる前に、スライダースケールの数字でランク付けしてもらいましょう。ランク付け自体にあまり意味はありませんが、改善努力の進捗状況を測る上で有用です。
このような聞き方をすると、生徒は授業について批判をするだけでなく、建設的に考えます。生徒の提案が現実的かどうか選別する必要がありますが、生徒の提案を1つでも実行すると、本当に生徒達の意見に耳を傾けていることを体現できます。
生徒同士のアドバイスは、あなたの授業から何を学んでいるかをよく表します。アドバイスの内容は、教案あるいは試験、教授スタイルについてですか?この質問は現在の生徒があなたの授業にについてどう思っているかだけでなく、今後の生徒が最初にあなたの授業を受ける時に何を期待するかが明らかになります。
学習の中で、自信につながったプロジェクトや、課題、試験はどれでしょうか?通常、授業中に個々の生徒の成果を称えるために授業を中断することはありませんが、生徒が各自の成果を認識して、明確に表現することは重要です。学習に対するプライドが成績の向上に密接に関連している場合は、なおさらです。
学年当初にこの質問をすると、生徒の興味に合わせて教案に手を加える役に立ちます。学年末に聞いた場合は、各生徒が今後何を勉強したいかについて考えることを促す機会になります。来年度の生徒を担当する教師にこの結果を伝えておくと、異なる教科でも学習の継続性が生まれます。
生徒アンケートの質問は、生徒の学習体験をより良くするために重要な役割を担っています。適切な質問を尋ねれば、授業で上手くいっていることと、そうでないことを特定できるようになります。あなたの教授方法のどこを改善したらよいかを見つける手がかりとなります。そうすることで、生徒はより良い体験ができるようになります。
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