非営利団体(NPO)では、関係管理やイベントの企画、内部業務の維持など、同時にいくつもの重要な運営業務への対処を迫られることがよくあります。そこで、これらの業務をしっかりと把握して遂行するために費用対効果の高い方法としてお勧めなのが、オンラインアンケートです。イベントへの関心度を測り、募金目標を達成することにも今以上に集中できるでしょう。
NPO向けSurveyMonkeyには、NPOの業務の合理化、寄付者との関係強化、ボランティア管理の効率化に役立つさまざまなツールとテンプレートが揃っています。この記事を読んで、NPOがSurveyMonkeyを活用してより安定した組織作りをし、成功に繋げる方法を詳しくご覧ください。
SurveyMonkeyは、組織運営をサポートし、フィードバックを円滑に収集するための無料プランをご用意しています。このプランには以下のような各種機能が含まれています。
もちろん、SurveyMonkeyの有料アカウントにアップグレードすることもできます。有料アカウントでは以上に加えて高度な機能もすべて使用できるため、ボランティアやクライアント、寄付者がどのように感じているのかをより深く理解することに繋がります。
現在無料プランをご利用のNPOは、ぜひこの機会に割引の使用を検討してみてください。
NPOがSurveyMonkeyを活用するもう1つの方法が、SurveyMonkey Contributeプログラム(米国でのみ提供)への参加です。Contributeプログラムでは、ユーザーがアンケートに回答することで、支援する慈善団体やNPOのために寄付金を稼ぐことができます。
SurveyMonkey Contributeへの参加は、団体の認知度を高めると同時に寄付も獲得できる、素晴らしい機会です。このプログラムに参加するNPOは、以下の条件を満たしている必要があります。
NPOがアンケートを活用すると、資金調達、マーケティング、従業員体験、または寄付者との関係などの強化に向けて実行可能なタスクを設定するためのフィードバックを収集し、組織のあらゆる側面を改善することができます。
それでは実際に、人気のNPO向けアンケートテンプレートをいくつか見てみましょう。
募金と寄付者のフィードバックアンケートは、募金イベントの終了後に寄付者に送ってフィードバックを集めるアンケートです。
寄付者フィードバックアンケートの活用法
イベントの企画とフィードバックアンケートは、寄付者についてよく理解し、寄付者がイベントに求めていることを発見するために便利なテンプレートです。
イベント フィードバック アンケートのテンプレートは次のように使えます。
NPOでは運営を維持するために、職員だけでなくボランティアネットワークを活用しています。両者からフィードバックを集めることで、職員やボランティアの体験を最大限に高めることができます。
職員とボランティアのフィードバックアンケートは次のように利用できます。
新しいボランティアが絶えず加わることで、NPOはイベントを管理し、寄付者との関係を構築しやすくなります。
ボランティア募集フォームには次のようなメリットがあります。
NPOが市場調査アンケートを活用すると、幅広いオーディエンスを理解し、広報活動の対象として効果的な寄付者のセグメントを特定するのに役立ちます。
NPOでは市場調査アンケートを次のように利用してみてください。
市場調査は、効果的なNPO活動の土台となります。活動している領域の市場を理解することで、支援者への対応、寄付者の動機付け、新しいボランティアの募集など、さまざまな接点を改善できます。
市場調査をNPOが活用する際に役立つコツをいくつかご紹介します。
NPOの成功は、寄付の長期的な推移を測定し、組織の使命がどれほど達成されているかを確認するだけにとどまりません。アンケートを利用して主要な成功指標のベンチマークを設定し、追跡することができます。
たとえば、次のようなNPOの指標を利用して、長期的な成功を測定してはいかがでしょう。
NPOが確実に貴重なインサイトを引き出す回答を収集するには、アンケートのベストプラクティスを踏まえて準備する必要があります。
それでは、効果的なNPOアンケートを実施するための秘訣をご紹介します。
関連資料トピック: アンケートを使って影響を測定し、拡大する
SurveyMonkeyは、NPOの力で世界を変えることができると固く信じています。そして最近では、重要な社会的影響を与えている世界中のNPOと協力する機会に恵まれました。
アンケートを活用して組織の活性化を図っているNPOの実例を見てみましょう。
Early Learning Coalition of Northwest Florida(ELCNWF: ノースウェストフロリダ幼児教育連合)は、チャイルドケア支援に資金を提供して低所得世帯を支援するNPOです。この団体ではこれまで3,500世帯以上の家族を対象に、5,000人以上の子どもたちが教育/保育を受けられるよう支援してきました。
ELCNWFはアンケートを活用して、補助金の申請手続きや教育/保育施設からのフィードバック処理などの運営業務を合理化しています。ELCNWFには常駐のデータ専門家はいないため、データの解釈はSurveyMonkeyの分析ツールがサポートしています。
ELCNWFは、顧客満足度、従業員エンゲージメント、従業員満足度のすべてにおいて、SurveyMonkeyの機能とテンプレートを活用して支援対象や職員のエンゲージメントを促進し、プロセスを強化して、支援を必要とする家族への支援強化に繋げています。
Vanguard Charitableは、多数の慈善団体への寄付者ネットワークを擁する、寄付者助言基金(DAF)の提供団体です。Vanguardはパンデミックの後、寄付者が寄付金をどのように配分したいと考えているかを調べようと思い、寄付者へのアンケートを実施することにしました。そこでSurveyMonkeyを導入したVanguardはまもなく、寄付者が、すぐ近くの地元に寄付したいと考えているにも関わらず、地域のNPOに関する情報を持っていないという問題を発見したのです。
VanGuardのチームは早速、「Nonprofit Aid Visualizer」を開発し、SurveyMonkeyの製品コンセプト分析を使ってツールのコンセプトテストを行いました。一連のテストが成功した後、Vanguardはこのツールを公開し、各寄付者が重視する地域の団体をすばやく見つけられるようにしました。
VanguardがSurveyMonkeyを使って作成した製品テスト用アンケートには1,000件を超える回答が届きました。これにより製品開発を合理化し、驚くほど迅速に市場に投入することができました。「Nonprofit Aid Visualizer」の公開後、2020年には、このツールに後押しされたVanguard Charitableによって15億ドルを超える寄付が集まったそうです。
ご覧のように、SurveyMonkeyでは、NPOの成功に役立つツールとテンプレートをご用意しています。新しいサービスの開発やイベント企画の合理化など、さまざまな場面でSurveyMonkeyのテンプレートを利用して、迅速にデータを収集・分析してみませんか。
SurveyMonkeyを使うNPOは、寄付の増加から市場調査データの収集まで、組織のあらゆる面の改善を図ることができます。早速、NPO向けSurveyMonkeyを始めてみましょう。