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調査 | 2025年アンケートの現況

スマホアンケートの増加に関する独自データと、それが示す新たな習慣、新たなユーザー、データをより効率的に収集する方法について。

スマホを見ているさまざまな人たちの写真の隣に、アンケート質問のスクリーンショット
スマホを見ているさまざまな人たちの写真の隣に、アンケート質問のスクリーンショット

「アンケートの現況」は、SurveyMonkeyが毎年発表しているレポートです。毎日プラットフォームに届く2000万件の回答に基づいて、回答者が求めている体験や、効果的な質問タイプ、回答に使われるデバイスなど、アンケート体験に関する主要なトレンドを特定しています。

ぜひ最後まで目を通して、最新のアンケートトレンドと、優れたインサイトを与えてくれるアンケートの作成方法をご確認ください。

アンケートトレンド

回答者は、アンケートの回答にスマホを使用したいと思っています。

合理化されたアンケートは信頼される可能性が高く、回答率も高くなります。

世代間の違いや文化的相違がアンケート体験に影響を与えることがあります。

アンケート回答の58.2%がスマホから送信されています

過去5年の間、全世界でスマホからのアンケート回答がそれ以外のデバイスからの回答数を上回りました。しかし、2024年は中でも飛躍の年と言え、スマホで回答されたアンケートの割合が6割に達したことが当社の調査で判明しています。

キッチンでスマホに何かを入力している女性

これが重要である理由

スマホからの回答が増えているという事実は、アンケートのあらゆる側面でスマホユーザーの体験を考慮すべきであることを意味します。アンケートがスマホ画面にどのように映るか。回答にどのぐらい時間がかかるか。スマホの画面でうまく機能する質問・回答の形式はどれか。

重要なポイント

• スマホ重視のアンケートで外出先でも回答できるようにする

• アンケートがどのデバイスでも機能することを確認する

同じアンケートをスマホ・タブレット・ノートパソコンに表示したスクリーンショット

「トレンドが、アンケートの作成や回答の仕方に変化をもたらしています。情報やデータの収集や、これまでにも増して重要になっていますが、その方法は、モバイル体験をサポートするようなものに向かっています。」

Wendy Smith
リサーチサイエンス・シニアマネージャー(SurveyMonkey)

米国に住む成人のうち、常にオンライン状態にあると回答した人が32~62%であることを示す棒グラフ
米国に住む成人のうち、常にオンライン状態にあると回答した人が32~62%であることを示す棒グラフ

全世界で、人々がオンラインで過ごす時間は増加しており、特に若い世代ではその傾向が顕著です。例えば、米国に住む成人の4割が、常にオンライン状態にあると回答しており、30歳未満ではその割合がさらに高くなっています。

常にオンライン状態にあると回答した人は、29歳未満では62%、30~49歳では54%に上りますが、50歳以上では32%と低めです。

どのような手段でインターネットにアクセスしているかと言えば、成人の9割がスマホを使用しています。  

常時オンライン状態にあるユーザーが多いなら、その人たちのニーズに合ったアンケートを作成するのが得策でしょう。スマホに合わせて合理化された、効率的なアンケート体験が求められています。

よりパーソナルで効率的な、回答しやすいアンケートへと向かう3つのトレンドをご紹介しましょう。  


マトリックス形式の質問を含んだアンケートは、2015年には全体の約半数(43%)を占めていましたが、2024年には4分の1(23%)に減っています。

これが重要である理由

マトリックス形式の質問では、同じ回答の選択肢を使い、1つの質問で大量のデータを集めることができます。スマホアンケートの場合は、マトリックス形式での選択肢の数を減らすか、リッカート尺度を使った個別の質問に分けた方がよいでしょう。

SurveyMonkeyで実施されるアンケートのうち、マトリックス形式の質問を含んだものの割合を、2015年の43%から2024年の23%まで年度別に示した棒グラフ
SurveyMonkeyで実施されるアンケートのうち、マトリックス形式の質問を含んだものの割合を、2015年の43%から2024年の23%まで年度別に示した棒グラフ


スキップロジックを含んだアンケートの割合は、2019年におよそ7%だったのが、2024年にはほぼ12%に上昇しました。

これが重要である理由

スキップロジックを使用したアンケートでは、回答者本人に関連のある質問しか表示されないため、スマホでも他のデバイスでも回答にかかる時間が短縮され、快適なアンケート体験が提供されます。

SurveyMonkeyで実施されるアンケートのうち、スキップロジックを含んだものの割合を、2019年の6.8%から2024年の11.5%まで年度別に示した棒グラフ
SurveyMonkeyで実施されるアンケートのうち、スキップロジックを含んだものの割合を、2019年の6.8%から2024年の11.5%まで年度別に示した棒グラフ


少なくとも1つの翻訳を含んだアンケートの割合が2割に達し、多言語アンケートの割合は、過去10年間で2倍以上に増加しました。

これが重要である理由

世界中の多言語アンケートにおいて、英語は頻繁に使用されており、特にアメリカのような市場では、スペイン語、フランス語、ドイツ語、日本語、中国語、韓国語も一般的です。 

正確なフィードバックを集めたいなら、わかりやすく質問することが大切です。翻訳を追加することで、ターゲット層の感情を正確に反映したフィードバックの収集が可能になります。 

多言語アンケートは2014年の9%から2024年の21%へと倍増

重要なポイント

• 顧客・回答者の回答体験を優れたものにするため、合理的なアンケートを作成する

SurveyMonkeyのAI機能を使用してアンケートを評価・改善し、平均回答率を高める

• ターゲット層に合わせた言語体験の提供を検討する

質問に対して回答の選択肢を提案している回答ジーニアスのスクリーンショット
ノートパソコンの画面を見ている男女の隣にwoomのロゴ

「当社では、あらゆる層に、それぞれに適したアンケートを提供するため、できるだけ多くの言語でアンケートを作成しています。SurveyMonkeyの良いところは、デフォルト言語で提供されたアンケートを、回答者が自分の言語に変更できる点です。」

Christopher Hogan

財務責任者(woom bikes Nothr America)

スマホを操作している男性の隣に、アンケートを自動作成するためのプロンプトを入力するよう促すSurveyMonkeyジーニアスのスクリーンショット

SurveyMonkeyのAI機能を使い、60秒たらずで優れたアンケートを作成する方法をご覧ください。

回答者の16~31%が、すっきりとしたモダンなデザインのアンケートの方が信頼できると回答したことを示す棒グラフ
回答者の16~31%が、すっきりとしたモダンなデザインのアンケートの方が信頼できると回答したことを示す棒グラフ

Z世代とミレニアル世代の従業員のうち、すっきりとしたモダンなデザインのアンケートは信頼できると回答した人の割合は、X世代の2倍に上ります。

Z世代とミレニアル世代の従業員は、X世代より頻繁にアンケートに回答しており、40%が、月に1回または週に1回アンケートに回答していると答えています。若い世代は、フィードバックの提供に熱心な半面、アンケートの回答に退屈してしまう人の割合も高くなっています。

PC・タブレット・スマホでのアンケートに対する従業員の感情
アンケートへの回答に意欲的・積極的であると回答した従業員が10~19%、負担に感じると回答した従業員が5~9%であることを示す棒グラフ
スマホ画面を見ている若い男性の隣に、改善点を聞くアンケート質問のスクリーンショット

重要なポイント

ターゲット層をよく理解する: 若い世代の回答者は、モダンなアンケート体験に信頼を寄せています

•  AI自動作成機能質問バンクを利用して説得力のある質問を作成し、魅力的なアンケートにする

過去20年間にプラットフォームで回答された930億の質問からSurveyMonkeyが学んだことをご紹介します。この記事では、製品管理担当副社長であるSamuel Bakouchが、アンケート構造や質問内容、回答者の行動について収集したデータがAI製品戦略にいかに役立っているか、アジャイルな実験が、真に求められている新機能の作成においていかに効果的かを語っています。

Samuel Bakouchの顔写真

Samuel Bakouch
製品管理担当副社長
SurveyMonkey

スマホで何かを入力している女性の隣に、市場調査アンケートのスクリーンショット

スマホアンケートを最適にデザインするためのベストプラクティスをご覧ください。

福利厚生アンケートのスクリーンショットと、色・フォント・レイアウトを編集するデザインコントロール

質問をゼロから作成する方法、AIを使って作成する方法、テンプレートを使用する方法を解説します。

スマホに表示した3種類のアンケートのスクリーンショット

専門家が作成した、iOS・Android用のテンプレートを利用しましょう。もちろん、自分でゼロから作成することもできます。

手法について

スマホ利用の増加: デバイスの使用率に関するデータは、2020年11月から2024年9月の間に収集されました。タブレットなど、他のデバイスの使用率も含まれていますが、ここには表示されていません。デバイスの使用率は、特定のデバイスで回答した人の数を、SurveyMonkeyプラットフォームに送信された回答の総数で割って算出しています。

マトリックス形式の質問の使用率: マトリックス形式の質問に関するデータは、2024年1月から2024年9月の間に収集されました。割合は、マトリックス形式の質問を含んだアンケートの数を、SurveyMonkeyプラットフォームで実施されたアンケートの総数で割って算出しています。

スキップロジックの使用率: スキップロジックに関するデータは、2024年1月から2024年9月の間に収集されました。割合は、スキップロジックを含んだアンケートの数を、SurveyMonkeyプラットフォームで実施されたアンケートの総数で割って算出しています。

多言語アンケート: 多言語アンケートに関するデータは、2024年1月から2024年9月の間に収集されました。割合は、指定の言語の他に少なくとも1つの言語の翻訳を含んだ多言語アンケートの数を、2024年1月~9月の間に実施された多言語アンケートの総数で割って算出しています。

世代に関する調査: このSurveyMonkeyの調査は、2024年11月11~20日に、米国に住む18歳以上の従業員6,774人を対象に実施されました。回答者は、非確率抽出法に基づくオンラインパネルの中から選ばれました。このアンケートの推定誤差は±1.5%ポイントです。