アンケートのヒント

アンケートを送る最適なタイミングは?

アンケートを送る最適なタイミングは?

アンケートを最適なタイミングで送るには、相手が最も集中力が高まっている時間帯、回答しやすい時間帯を選びます。初めは、次のようなルールに従って判断しましょう。

  • メールアンケート: メールアンケートは、受信者の現地時間で火曜から木曜の午前9時~11時に送信するのが最適です。週の中頃、昼前の時間帯に送ることで、開封率や完了率が高まります。
  • 仕事関係のアンケート: 平日に送るのが基本です。休日は、大部分の人がオフラインだったり、メールが溜まっていたりするため、週末や祝日は避けましょう
  • 取引後・イベント後のアンケート: できるだけ早くアンケートを送るのが鉄則です。サポートとのやり取りや商品の購入の場合はその直後、イベントの場合は終了から24~48時間以内に送りましょう。

リマインダー: 回答をもっと集めたいときは、48~72時間後に1回目のリマインダー大体7日後に最後のリマインダーを送りましょう。何度もリマインダーを送ると、疲労感を招くおそれがあり、あまり効果は見込めません。

工夫を凝らしたアンケートを最適なタイミングで送信することで、モバイルに対応した、回答しやすい、わかりやすい形でアンケートに招待できます。

集中力が高まっている時ほど、アンケートを開いて回答してくれる可能性も高まります。回答者が集中している時間帯は平日に多いため、平日の回答率は週末よりずっと高い傾向にあります。

しかし、可視性を左右するのは曜日だけではありません。回答しやすいデバイスとそうでないデバイスがありますが、利用するデバイスは、1日の中でも時間帯によって変化します。午後遅くや夜は、スマホの利用が多く、午前や昼の早い時間帯はパソコンの利用が多い傾向にあります。

デバイスの種類は重要です。自由回答形式の質問を含む長めのアンケートは、入力がしやすいパソコンの方が回答率が高くなります。一方、コンセプトテストで画像やUI、製品の流れをテストする場合は、スマホの利用が多い時間帯を選ぶと、小さな画面でどのように見えるかが把握できます。

アンケートを送るタイミングの選び方で、誰が目を通すか、どのように体験するか、何人回答してくれるかが変わります。単にクリック数を増やすのではなく、本当に必要なフィードバックや質の高いデータが得られるように、適切なタイミングを選びましょう。

チャネルによって回答者が反応する時間帯が異なるため、アンケートを送る最適なタイミングは、どのチャネルを使ってアンケートを見るかに左右されます。

  • メールは、仕事のリズムに合わせて利用されることが多く、午前中や昼すぎの時間帯は、主にパソコンで開封されます。そのため、長めのアンケートや詳細な質問、大きな画面向けのタスクに適しています。
  • 製品内・アプリ内アンケートは、利用者が作業をしている最中に表示されます。時間帯よりも、ワークフローのどの段階でプロンプトが表示されるかが重要です。特に、作業の完了時にマイクロアンケートを表示すると効果的です。
  • SMSは、場所を問わず届くため、夕方や週末などスマホの利用が多い時間帯に反応が見込めます。途中で放棄されないように、タップ操作で回答できる短い質問形式にしましょう。
  • ソーシャルリンクは、プラットフォームでの行動パターンに影響されます。通勤時やランチタイム、夜の時間帯は特にクリック数が多くなります。ほとんどがスマホでの回答になるため、デザインもそれに合わせて工夫しましょう。

アンケートを同じ時間に一斉送信するのではなく、各受信者の現地時間に合わせて送れば、負担が減って完了率が高まります。まずは、回答率の高い平日午前9時~11時午後1時~2時の2つの時間帯を受信者のタイムゾーンでテストしてみましょう。

押さえておきたいポイントをいくつかご紹介します。

  • タイムゾーンの管理を自動化する。さまざまな国の回答者に送信する場合は、現地時間で送信スケジュールを設定し、ニューヨークやロンドン、シドニーの回答者が1日のうち同じ時間帯に招待を受け取るようにしましょう。
  • サマータイムの切り替えに注意する。サマータイムの切り替え時期には、アンケートが意図した時間帯に送信されることを再確認します。サマータイムを一部でしか導入していない地域については、特に注意が必要です。
  • さまざまな国に送信するときは、現地の就業日を考慮する。地域によっては、平日が月曜~金曜ではなく日曜~木曜だったり、週末が土日ではなかったりする場合があります。ある一定のスケジュールがどこでも通用すると考えずに、現地の働き方に合わせて送信のタイミングを調整しましょう。

アンケートの回答は、より一層スマホ中心になりつつあり、特に夕方や週末はスマホでの回答率が高くなります。週末に送信する必要があるアンケートでは、スマホファーストの設計を心がけましょう。

  • 短くまとめる。質問を必要最小限に絞り、スマホで2~3分で完答できるようにしましょう。
  • スマホ向けの形式を使う。選択回答式の質問や短い回答欄を活用し、スクロールは最小限に抑えましょう。
  • 複数のデバイスでプレビューする。アンケートを完成させて送信する前に、テキストの見やすさや画像の表示、ボタンの押しやすさを必ず確認します。
  • 質問量よりもわかりやすさを優先する。質問が多い場合は、1つのアンケートに詰め込んで週末に実施するより、後でデスクトップの利用が多い時間帯にフォローアップアンケートを送信することを検討しましょう。

アンケートを送るのに最適な時間帯は、午前9時~11時ごろです。回答率が最も高い時間帯で、アンケートを開いて回答してもらえる可能性が高くなります。

アクティビティは、午前7時ごろから増え続け、午前10時にピークを迎えます。昼前後に一度落ち着きますが、午後の早い時間帯に再び増えて午後2時ごろに二度目のピークを迎え、その後は徐々に減少していきます。

火曜から金曜まで同じ傾向が見られるため、午前や午後の早い時間帯が高い回答率を期待できるおすすめのタイミングです。プロのヒント: 早起きしたくない、あるいは月曜朝の仕事時間を奪われたくないという場合は、アンケートのスケジュール機能を使って指定の日時に自動送信することができます。

2019年7月1日午後3時27分21秒のスクリーンショット

唯一、例外的なパターンを示すのが週末です。土曜日は、朝方から回答が増え、午前10時ごろに平日同様のピークを迎えますが、その後は減少します。どうやら土曜の午後や夜は、アンケートへの回答より優先したいことが他にあるようです。週末にアンケートを実施したい場合は、やはり朝早い時間帯がおすすめです。

対象者が異なれば、行動のリズムも異なります。下の表に一般的なパターンをまとめたので、これを参考にしてテストの前に仮説を立ててみましょう。

対象者のペルソナおすすめの時間帯理由
デスクワーカー午前9~11時・午後1~2時パソコンの利用が長めのアンケートに適している
シフト勤務者午後早め・シフト明け休憩時間が予測しやすく、スマホでの回答が多い
現場作業者早朝・夕方作業が現場に限定されていて、スマホ利用が中心
学生午前遅め・夕方授業パターンに合わせる、各種デバイスを利用
グローバルチーム各地域の現地時間に合わせるどのタイムゾーンでも同じ時間帯に送信される

アンケートを送るのに最適な曜日は、月曜から木曜までです。

これまでのデータによると、週間業務と関連するアンケートの場合は月曜も適していますが、金曜は、週の締めくくりで気分がすでに週末の予定に向かっている人が多いため反応が鈍くなりがちです。特にメールでアンケートを送る場合は、週の中頃が最も安定した選択肢です。

これらの傾向は、Net Promoter Score(NPS®)アンケートなどの特殊なプログラムにも当てはまります。多くのチームが、手始めに月曜~木曜の送信を試し、就業者がすでにオフラインになっている金曜の遅い時間帯は避けています。

回答率が一貫して低い時間帯もあります。次のようなタイミングは避けましょう。

  • 祝日
  • 集中が途切れやすい日(新製品の発表・会社のイベント・休業日など)
  • 各地域の深夜・早朝
  • 金曜(特に就業者向けの場合)

多くのチームが「送信禁止」カレンダーを共有して、祝日や繁忙期、反応の少ない日を避けるようにしています。

イベント後アンケートを送る最適なタイミングは、終了から24~48時間以内です。この時期は、体験の記憶が新しいため、詳細を思い出してもらうことができます。

翌営業日まで待つ必要はありません。カンファレンスやウェビナー、ワークショップ、コンサートなど、イベントの種類を問わず1~2日以内にアンケートを送れば、充実していたことや印象に残ったこと、改善の必要な点などが記憶にあるうちにフィードバックを集めることができます。

SurveyMonkeyのイベント企画担当者でありアンケートのパワーユーザーでもあるBerenice Laiは、数多くのイベントに参加しているために記憶がすぐに薄れてしまう人が多いと言います。「記憶が新しいうちに声をかけるのが大切です。みんな多くのイベントに参加しているので、タイミングを逃すと、良かった点や気になった点などの細かい詳細はすぐに忘れられてしまいます。」

実際には、イベント終了後24~48時間以内にアンケートを送るようにしましょう。記憶が薄れる前に明確で信頼性の高いフィードバックをもらうことができます。

やり取りに関するフィードバックを得るためのトランザクショナルアンケートは、やり取りの直後にできるだけ早く送るのが最適です。カスタマーサポートであれば、チャットが終わった直後、またはチケットを終了した直後にアンケートを送信します。

購入後アンケートのタイミングは、少し異なります。製品が届いてから、開封したり実際に試したりする時間がないと有意義なフィードバックを提供してもらえないため、対象となる体験によっては、数時間~数日後に送信するのが適切です。

トランザクショナルアンケートは、スケジュール機能やZapierのような統合を通じて自動化すると、どのやり取りでも一貫したタイミングで送信されるため、手動で送る手間なしにクリーンで比較しやすいデータが収集できます。

アンケート送信のタイミングと同じくらい重要なのが、リマインダー戦略です。多くのチームが次のような経験をしています。

  • 1回目のリマインダーは、48~72時間後に送ると効果的。
  • 2回目(最後)のリマインダーは、およそ7日後に送信すると残りの回答者に反応してもらえる。
  • それ以上リマインダーを送ってもあまり効果はなく、回答者の疲労感を招く可能性がある。

リマインダーは1~2回、とシンプルに抑えることで、回答者に負担をかけずに高いエンゲージメントを維持できます。

タイミングを少し変えただけで、大きな効果が得られることもあります。一部の対象者を相手に異なる送信スケジュールを試すA/Bテストを2週間実施すれば、異なる時間帯や曜日が比較できます。開封率・クリック率・完了率などの指標を見てどの時間帯が最適化を判断しましょう。最高の成果を上げた送信スケジュールを今後の標準としたうえで、行動パターンの変化に応じて定期的に再テストを行い、高いパフォーマンスを維持することが大切です。

アンケートを送るのに最適な時間帯は週の半ばの午前中ですが、最も効果的なのは、対象者やチャネル、アンケートの種類に合わせて時間帯を調整することです。メールでのアンケートなら火~木曜の午前9~11時が有効ですが、アプリ内通知やSMSの場合は、またパターンが異なります。デバイスの種類に注意し、回答に使われるのがスマホかデスクトップかに合わせて、アンケートのレイアウトや長さを調整しましょう。

送信は、必ず各受信者の現地時間に合わせ、祝日や気が散りやすい日、深夜は避けましょう。安定した回答率を保ちつつ負担をかけないリマインダー戦略としては、48~72時間後に1回目、7日後ごろに最終というシンプルなパターンがおすすめです。

小規模なA/Bテストを実施して最適なタイミングを特定しましょう。たとえば午前と午後、月曜と水曜で比較し、開封率・クリック率・完了率を分析して効果的な時間帯を判断します。チャネルやデバイスの利用傾向が変わることもあるので、定期的に時間帯を見直してください。

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