アンケートの回答者は、実施する側に大きな信頼を寄せています。データが漏れないよう保護されていると信じているからこそ、率直な意見を提供してくれるのです。回答者は、アンケートソフトウェア製品の世界的プロバイダーであるSurveyMonkeyに対しても大きな信頼を寄せています。
回答者の存在は、SurveyMonkeyのビジネスにとって不可欠であり、正しい判断を下すためのインサイトを求めているユーザーの皆さんにとっても大切です。回答者の信頼から恩恵を享受しているSurveyMonkeyとユーザーの皆さんは、その信頼を維持するためにそれぞれ努力する必要があります。
では、回答者のデータを保護するために私たちにできることとは何でしょうか。まず、SurveyMonkeyで行っていることをお話ししましょう。その後、回答者の回答と個人情報の安全を確保するために皆さんができるステップをご紹介します。
データを保護するためにSurveyMonkeyが行っていること
ユーザーの皆さんが収集した回答者の個人情報や回答は、皆さんのものです。SurveyMonkeyの仕事は、回答の収集と分析を可能にするサービスを提供すると同時に、個人情報や回答といったデータが他の人の手に渡らないようにすることです。
GDPRへの準拠にとどまりません
お客様のデータを保護するために当社が確立したインフラストラクチャーとプロセスをご覧ください。
データ保護への投資の一部をご紹介します。
- セキュリティホールに予見的に対処しています。脆弱性管理プログラムを使って、ネットワーク設備やワークステーション、サーバー、アプリケーションを継続的に観察・修正しています。また、個々の要素の安全を確保するため、複数の業者と提携して1年に2回、テストを実施しています。
- セキュリティ面と技術面でベストプラクティスを実施しているホスティングプロバイダーを厳選しています。当社のデータセンターでは、年中無休・24時間体制のモニタリング、カメラ、訪問者記録、厳しい入出管理といった物理的なセキュリティ管理を実施しています。
- チームに責任感を持ってもらえるよう、十分な情報を提供しています。SurveyMonkeyの従業員は全員、顧客のプライバシーとセキュリティに関する高い基準を守るために定期的に研修を受けています。
当社がデータを保護するために行っていることは他にも多数あります。その内容についてはセキュリティページでご確認ください。
データを保護するために皆さんができること
SurveyMonkeyでは、アンケートデータを保護するために多大な努力を払っていますが、万全を期するためには皆さんの助けも必要です。ぜひお願いしたいことをいくつかご紹介します。
1. ログイン情報を漏らさない。アンケートデータには個人的な内容が含まれることもあります。たとえば、回答者の背景(住所、年齢、婚姻状況など)や、特定の人または状況に関する意見・感情などです。
ログイン情報を共有すると、回答者のアンケートデータが悪の手に渡ってしまう可能性があります。たとえば、アカウントを共有していた同僚が会社を辞めた場合、その人は退社後もアンケートの回答にアクセスできます。最悪の場合、ログイン情報を他者に渡され、データを悪用される可能性もあります。
生産的かつ安全な形で他の人とアンケートを共有し、回答を確認してもらうには、次の2つの方法をお試しください。
- 相手に無料のSurveyMonkeyアカウントを作成してもらいます。アカウントができたら、アンケートと結果を共有し、フィードバックを(コメントの形で)受け取ります。このようにすれば、共有相手として設定したアカウントにログインした人だけがアンケートデータを見ることができます。
- チームアカウントを作成します。アンケートや回答、デザインアセットをチームのメンバーと共有できるようになります。チームの誰かが離職する場合は、その人のアカウントだけを簡単に再割り当てまたは削除するだけで、アカウント内のリソースにアクセスできなくなります。
2. パスワードを選び、安全に保管する。SurveyMonkeyパスワードは、回答者の個人情報にアクセスするための鍵です。次の手順に従って安全に保管しましょう。
- SurveyMonkeyアカウントに固有なパスワードを作成します。複数の場所で同じパスワードを使用すると、パスワードを盗まれたときの被害が大きいためです。また、それぞれの場所で違うパスワードを使用すれば、不正に割り出される可能性も低くなります。
- 予測不能なパスワードを作成します。名前や生年月日、住んでいる町といった個人情報は簡単に割り出せるので使用しないでください。家族でも思いつかないようなパスワードが適切です。
プロのヒント: 長さが8語以上の英文を作り、それぞれの単語の頭文字を取ってパスワードにします。この方法だと、覚えやすく、かつ難解なコードを作ることができます(たとえば、「Dr. Seuss is my favorite author of all time」ならパスワードは「ds1mfao@t」となります。iを数字の1、aを@に置き換えることで数字と特殊記号を使っています)。
- パスワードマネージャーを使ってアカウント情報を保管しましょう。パスワードを忘れた場合でも簡単かつ安全に取得できます。
3. 自分だけがアクセスできるメールアドレスをSurveyMonkeyアカウントに登録する。そして上記のヒントに従って作ったパスワードで保護します。なぜなら、アカウントに登録したメールアドレスに他の人がアクセスできると、SurveyMonkeyのパスワードやログイン情報をリセットされてしまう可能性があるからです。最後に、SurveyMonkeyアカウントに登録したメールアドレスを必ず検証してください。そうして初めて、重要な情報や通知が確実に届くようになります。
回答者体験は、皆さんにとってもSurveyMonkeyにとっても重要な意味を持ちます。それは、SurveyMonkeyの成功を左右し、皆さんと回答者の関係に影響します。回答者から委ねられた情報を安全に保管することが、優れた回答者体験につながります。しかし、それを効果的に実現するためには、SurveyMonkeyと皆さんがそれぞれ適切な措置を継続的に実施していかなければなりません。