不妊治療給付金や家族手当は、先進的な考えを持つ雇用主の間で一般的になりつつあります。これらの手当は、従業員の出産・育児をサポートするもので、養子縁組や代理出産、体外受精(IVF)を始めとする不妊治療を含みます。従業員がこの複雑な過程を乗り越えられるように、Carrotは、専門的なサポートだけでなく、遠隔医療プラットフォームを介した専門家へのアクセスも提供しています。体外受精を希望しているCarrot会員に対しては、Carrotの医療専門家がオンラインチャットを通じてアドバイスを提供し、どのような選択肢があるか、それぞれのニーズや安全性、個人的嗜好に合った方法について説明します。
Carrotの製品開発チームは、同社の医療専門家が最適な形で会員を支援できるように、SurveyMonkeyエンタープライズを使って入会アンケートを実施し、各会員の経験・知識・好みについて情報を収集します。
「以前使っていたツールでは、会員とのチャットをできるだけ効果的な内容にするために必要な情報がなかなか集まりませんでした」とCarrotの製品マネージャー、Laura Leeは言います。「今では、SUrveyMonkeyエンタープライズのHIPAAに準拠する機能を活用して、メンバーが最も興味を抱いていることをよく理解し、効果的なチャットができるようになりました。それが、診療結果の向上にもつながっています。」
Carrotは、雇用者のニーズに応えて、高品質なケアが責任ある財政管理の下で提供されるようにすると同時に、子どもを持ちたいという従業員の目標の達成を支援します。Carrotは、米国と50を超える国で柔軟な経済的補償と専門家による不妊治療ナビゲーションを提供する、完全にグローバルな不妊治療ソリューションです。賠償サービスに加え、ケア ナビゲーション サービスと遠隔医療プラットフォームを提供しています。Carrotの専門家は、チャットを通じて会員に不妊治療手当や不妊治療の選択肢について説明します。保護対象保険情報(PHI)について取り上げることもあります。
Carrotは、全会員に最高品質のケアを提供することを約束しています。Carrotネットワークに属する診療所は、厳しい品質基準を満たさなければならず、診療結果やLGBTQ+フレンドリー度など、多数の要素で評価されます。Carrot会員がたどるジャーニーの中で重要な要素が、学習です。体外受精や養子縁組といった選択肢を選んだ場合、会員は、準備段階で大量の情報に直面します。
臨床データの連携を最適化したいと考えたCarrotは、専門家が会員と話をする前に、各会員の背景や知識レベルについて情報を集める必要がありました。そのために最適な手段が、入会アンケートでした。しかし、入会アンケートには保護医療情報が含まれている可能性があるため、HIPAAに準拠したプラットフォームを利用して、会員の入会手続きのコンプライアンスを維持する必要がありました。
高度な調査手法を使った介入の舵取り
Leeは、HIPAAに準拠する機能を備えたSurveyMonkeyエンタープライズに注目しました。エンタープライズを使って、各種不妊治療に関する会員の知識や意識が調べられるような入会フォームを作成したのです。エンタープライズを使用したことで、初回から価値あるデータが集まりました。その後、Carrotは、介入前アンケートと介入後アンケートに自由形式の質問も含めるようになりました。また、リッカート尺度機能を使用して、不妊治療の各選択肢に対する会員の思い入れがどれほど強いかや、それを左右する要因についても調べました。
SurveyMonkeyエンタープライズの「簡単でパワフル」なロジック機能(スキップロジック、分岐など)を利用したLeeは、簡単に柔軟な入会フォームを作成することができました。モジュール式のドラッグ&ドロップ機能により、複数のユーザーがSurveyMonkeyにログインして入会フォームの質問に変更を加えることができました。高度な調査機能の使い方がよくわからないときは、SurveyMonkeyの専門家からサポートを受けられます。「エンタープライズのサポートは、まるでコンシェルジュサービスのように、10分以内に折り返し連絡をくれます」とLeeは言います。「こちらの用途をすべて理解してくれているので、社内にアンケートの担当者を用意する必要がありません。」
Carrotは、クライアントごとにフォームのURLをすばやく変更し、複数のクライアントにそれぞれ専用のURLを用意しています。さらに、新規会員に関するインサイトを幅広く活用するため、エンタープライズをZapierと統合してZendeskへのデータフローを効率化し、手動でのデータ入力を不要にしました。
介入結果データを介してサービスの効果を実証
今日、Leeのチームは、SurveyMonkeyエンタープライズを使ってCarrotのチャットの効果を継続的に測定しています。それによって、会員がCarrotの専門家からポジティブな影響を受けたケースも見えてきます。実際に、どの不妊治療を選ぶか決まらないまま介入が始まった人のうち、50%が、Carrotでの初回のチャットだけで十分な情報が得られ、自分の履歴や目標に沿って最も健全な判断を下すことができたと答えています。
Carrotは、会員アンケートを通じてより広範で深いインサイトを得ると同時に、引き続きHIPAAへの準拠を確保しています。エンタープライズでは、何をしても、HIPAAに準拠した形で実現されるのです。そのため、Carrotは、チャット前に使う入会フォームの質問を必要に応じてコピーし、その一部とURLだけを変更して再利用することで、アンケート作業を効率化しています。また、ZapierやZendeskとの完全な統合により、アンケート結果を簡単に多くの人と共有できるようになりました。
アンケートをさまざまに活用し、全社でコラボレーションとセキュリティを改善しましょう。SurveyMonkeyエンタープライズとSurveyMonkeyヘルスケアソリューションの詳細をご覧ください。