SurveyMonkeyでは、アンケートの設計や質問・回答の作成、アンケートロジックの実装などに多くの時間を費やし、関連性の高いデータ、バイアスのない回答が得られるようにしています。
しかし、優れたアンケートデザインを実現するには、もう1つ重要な要素があります。それは、アンケートの外観と使い心地です。アンケートのビジュアルデザインが良ければ、回答者が完答してくれる可能性だけでなく、次回のアンケートに参加してくれる可能性も高まります。
では、回答者を惹きつけて離さないようなアンケートは、どうすれば作成できるのでしょうか。アンケートをカラフルにしたり、大きな太字のフォントを使って文字を目立たせたりしたくなるかも知れませんが、本当に効果的なのは次のようなベストプラクティスです。
関連トピック: テーマをカスタマイズして美しいアンケートを作成する
1) コンテキストが重要
アンケートの目的は、プロフェッショナルサービスに関してフィードバックをもらうことでしょうか。それとも、プライベートな情報、デリケートな情報を提供してもらうことでしょうか。派手な色で場違いな印象を与えると、信頼性が損なわれる可能性があります。ニュートラルな色の使用を検討してください(Panasonic・IBM・三井住友銀行のブランドカラーを思い浮かべてみましょう)。
企業ブランドを前面に打ち出すことは重要でしょうか。アンケートのタイトルに会社のロゴを入れ、ブランドカラーを使用しましょう。パーティーの計画に関する投票を友達に送るのであれば、飾り気のないアンケートだとその日に他の予定を入れてしまうかもしれません、思う存分デザインしちゃいましょう。
2) コンテンツは読みやすく
優れたデザインとは、いかにコンテンツ重視のデザインにできるか、です。オンラインの文章は、斜め読みされることが多いため、できるだけ読みやすくするのが大切です。質問を読みやすくするため、質問と回答選択肢の文字を大きくすることを検討しましょう。
一般に、オンラインアンケートにはMSゴシックやメイリオといったフォントが適しています。アンケートに長い文が含まれる場合は、MS明朝やヒラギノ明朝などの魅力的で読みやすいフォントの使用を検討しましょう。カラフルな背景色を選びたくなるかも知れませんが、そうするとテキストとのコントラストが弱くなり、読みにくくなる可能性があるので注意してください。テキストの色と背景色に十分なコントラストを付けるようにしましょう。白の背景に黒または濃いグレーのテキスト、というのは多少地味に見えるかも知れませんが、最もコントラストが高く、読みやすい組み合わせです。
3) 道しるべを付ける
回答率を高めるためには、できるだけアンケートを短くするのが有効だということは、前にも述べました。それでも、どうしてもアンケートが長くなる場合は、回答者が先を見通せるようにするとよいでしょう。
- 最初に、アンケートにかかる時間を知らせます。
- アンケートを複数のページに分けて、あまりスクロールしなくても読み終わるようにすれば、うんざりすることがありません。
- 進捗状況バーを表示して、回答者がどこまで進んだか確認できるようにします(進捗状況は気になるものですよね)。
もし同僚や上司に「もっと目立つアンケートにして」と頼まれたら、このブログの投稿を読むように言いましょう。もちろん、笑顔でね。