第4回調査報道大賞第一次選考【映像部門候補作品数：21件】

注意事項

【投票締切: 5月27日（月）23時59分】
　皆さんの投票結果をもとに、選考委員による7月の最終選考会で受賞作（数作品を予定）を選出いたします。
　投票資格は2017年以後報道実務家フォーラムに参加した報道実務家です。該当する方に実行委より投票メールをお送りしており、受け取ったご本人による1回限りの投票とさせていただきます。お名前・ご所属・メールアドレスをご記入ください。

・最大1件まで投票可能です。
・自社・自媒体の候補作への投票はできません（自社・自媒体への投票は無効となります）。

・投票は5月27日（月）までです。
・一度投票するとやり直しはできません
・投票内容は当実行委で保管し、厳正に管理いたします。
・候補作品の順序をランダム化して表示しているため番号は順不同です。

（ご注意）仕様上、推薦候補作にチェックを入れた後で投票フォームを離れるとチェックが消え、やり直しになります。

　2つ以上のメールアドレスがフォーラムに登録されている方は本メールが複数届く可能性がありますが「投票はおひとり一回」にとどめて下さいますようお願いします。

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* 1. お名前（公表しません）

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* 2. ご所属（ご自身の所属社・媒体の候補作には投票できません。その確認のためだけに使います）

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* 3. メールアドレス（公表しません）

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* 4. 以下の21件から、推薦したいものを1件以内選んでください。
候補作の表示順はシステムによりランダム化されているため、番号は順不同です。
なお、自分の所属会社・所属媒体の候補作は選べません。選んでも無効とさせていただきます。

【73】「閉じ込められた女性たち～孤立出産とグレーゾーン～」
媒体名：HBC北海道放送地上波テレビ
報道時期：2023年5月21日・28日
内容：乳児遺棄事件の被告の背景にあった生きづらさの正体とは
推薦理由：全国で相次ぐ孤立妊婦による乳児遺棄事件。北海道千歳市でもコインロッカー乳児遺棄事件が起きた。被告の女に対して、「自己責任」だと世間は非難を浴びせる。被告の女と同い年の新人記者が、事件の取材を進めるなかで明らかになった背景ーそれは、孤立出産・発達障害のグレーゾーン・性風俗だった。共通していたのは、他人から理解されずに、責められてる「最も共感されにくく、最も見えにくい存在」である存在に光をあて、追い続けた。
URL：https://youtu.be/ViCU4i4yUjM?si=0wTE79Q9P5ECYMB7

【81】事件の涙『私の人生を生きていく　宗教２世「小川さゆり」の１年』
媒体名：NHK総合
報道時期：2023年8月7日
内容：宗教2世「小川さゆり」、葛藤を続けた知られざる1年の記録
推薦理由：安倍元首相銃撃事件を機に明るみになった宗教2世の存在。中でも注目を集めた一人の女性がいる。旧統一教会信者の両親のもとに育てられた彼女は、真っ先にメディアに顔を出して「小川さゆり」を名乗り宗教２世の被害を訴えてきた。しかしその日々は身を削るような苦しみの連続だった。自身の過去やアイデンティティーを自ら否定し、家族も誹謗中傷にさらされ、さらに初めての子育てなど宗教2世が抱える知られざる葛藤もあった。過去とどう向き合い、これからの人生をどう生きていくか。事件直後から取材を始め、１年間密着したことで、宗教2世として生きることの困難さをリアルに描き出し、ひとりの女性の生きざまとして多くの共感を呼んだ。
URL：https://www.nhk.jp/p/ts/GP9LGJJN9N/episode/te/21VQVV4PXV/

【84】NNNドキュメント「国民と国家」（ユーチューブ上のタイトルは「最前線で戦うロシアの少数民族“ブリヤート”の真実」）
媒体名：中京テレビの放送
報道時期：2023年4月ごろ（全国ネットは同5月ごろ）
内容：ロシア人やウクライナ人の徴兵忌避、少数民族の徴兵を描いた
推薦理由：ロシア人が徴兵忌避のため出国する様子、ウクライナ人の富裕層が徴兵から逃れるため偽の診断書を取得して国外退去する様子、ロシアに徴兵されるのは貧しい少数民族に偏っていることなど、戦争の裏側を生々しくかつ骨太なドキュメンタリーとして仕上げている。ディレクターはモンゴル出身の女性。ユーチューブでも国内外から再生があるもようで、この手のドキュメンタリー番組としては異例の再生数になっている。
URL：https://youtu.be/AiMe5z7_4Ms?si=j-_KME-J1uQV2DkW

【91】命ぬ水（ぬちぬみじ）～映し出された沖縄の50年～
媒体名：琉球朝日放送
報道時期：2022年制作
内容：米軍のPFASによる水源汚染
推薦理由：本土復帰から50年の節目を迎えた沖縄で、新たに持ち上がったアメリカ軍基地問題がある。アメリカ軍が使っている「泡消火剤」に含まれる有害物質・PFAS（ピーファス）による水源汚染が、沖縄の本土復帰から50年の節目に基地問題として新たに持ち上がる。米情報自由法（FOIA）を利用して得た米軍や米連邦議会資料、内部告発者から手に入れた映像や写真などから、問題の本質に迫った。第23回（2023年度）「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞
URL：https://www.qab.co.jp/sp/nuchinumiji/

【88】「旧統一教会と政治」の関係などを検証する計18回のキャンペーン
媒体名：TBSテレビ
報道時期：2022年7月～
内容：旧統一教会と政治家とのつながり
推薦理由：山上徹也容疑者による襲撃事件後、旧統一教会への献金で家庭が崩壊したという元信者らの証言を伝え、政治家との接触についても点検
URL：https://newsdig.tbs.co.jp/list/feature/%E6%97%A7%E7%B5%B1%E4%B8%80%E6%95%99%E4%BC%9A

【82】揺さぶられっ子症候群を検証した一連の報道
媒体名：関西テレビ
報道時期：2018年1月～2023年7月
内容：揺さぶられっ子症候群の診断根拠を検証し虐待冤罪の実態を伝える
推薦理由：2017年から揺さぶられっ子症候群（SBS）をめぐる医学論争、親子分離、刑事司法について継続的に取材。2018年1月にSBSの診断根拠に問題があるとしたニュース特集をマスメディアで初めて放送。その後、10本以上のニュース特集とドキュメンタリー番組3本を放送。「引き裂かれる家族」（2023年7月放送）では赤阪さん家族への5年半にわたる密着取材を通して「虐待冤罪」被害の全貌を伝えるとともに、児童虐待対応の現場に絶大な影響力を持つ国のマニュアルの医学的根拠を独自に検証する取材も敢行。マニュアル作成を主導した小児科医に根拠を問い、マニュアル記載が「海外の教科書から転載された」ものにすぎないことなど根拠に問題が多いことを初めて詳らかにした。
URL：https://www.youtube.com/watch?v=WU20UIVMmIA&t=809s

【90】【独自】安倍元首相銃撃事件「空白の2.7秒」映像から読み解く事件の真相…悲劇はなぜ起きてしまったのか？
媒体名：フジテレビ
報道時期：2023年7月8日
内容：安倍元首相銃撃事件の映像をCG化し徹底分析した
推薦理由：2022年7月8日に起きた安倍元首相銃撃事件のこれまで1度も世に出ていない犯行の瞬間を捉えた映像をCG化して徹底分析。1発目の銃弾が放たれてから、致命傷となった2発目が放たれ安倍氏が倒れるまでの「空白の2.7秒」に何が起きたのか、何が悲劇をもたらしたのかを解き明かした。
URL：https://www.fnn.jp/articles/-/553752

【89】南米アマゾンの‟水俣病”
媒体名：TBSテレビ・Web
報道時期：2023年2月26日
内容：アマゾンの子どもたちが水俣病に
推薦理由：アマゾン先住民の子どもたちに水俣病の症状が出ている。毛髪から高濃度の水銀が検出されていた。専門家は日本の水俣病との類似性も指摘。現地で何が起きているのかを取材。第23回（2023年度）「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」
URL：https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/347401?display=1

【76】ロシア軍とワグネルをめぐる一連の調査報道
媒体名：NHK総合テレビ
報道時期：2023年2月25日と2023年7月2日
内容：ロシア軍の実態に迫ると共にワグネル反乱の真相を追った調査報道
推薦理由：おととし 2 月に軍事侵攻を始めて以来、ロシアが発表する「戦況」や「軍の被害」は真偽不明な場合が多く、その実態は“ブラック・ボックス”となってきた。そうした状況を打破しようと、取材班は、去年2月の侵攻1年のタイミングで、ＮＨＫスペシャル「調査報告・ロシア軍」を制作。当初、圧倒的な軍事力でウクライナを制圧するとみられていたロシア軍が、なぜ“死傷者20 万人以上の損失”を出しのか、その謎に迫った。日本メディアとしていち早く、軍から離反した兵士や将校、ウクライナ軍に捕えられた捕虜たちを独自に取材。さらに、世界中の“ロシア軍ウォッチャー”たちと連携して、OSINT（Open SourceINTelligence）の手法を使い、軍の内部で何が起きているのかを検証し、兵力不足を補う民間軍事会社・ワグネルの実態にも迫った。その後も、取材班は独自の取材網を広げ、ワグネル反乱直後の去年7 月には第２弾を放送。当時、ワグネルのプリゴジン氏が国防省や軍を批判していたことから、その対立の背後に何があるのかを検証すると共に、戦争の長期化の背景に、ロシア軍の大きな戦略転換があった実態にも迫っている。一方で、取材班は、ロシア軍が“敵を弱体化させる武器”と位置づける“情報戦”にも注目。ロシアが真偽不明な情報をどう世界に拡散させてきたのか、そのメカニズムなどにも迫り、去年1 月の「混迷の世紀・“情報戦”ロシア VS.ウクライナ」として、その取材の成果を放送している。
URL：https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/p6RMYy8QR3/

【87】広域強盗事件とフィリピン収容所めぐる「報道特集」などのスクープ報道
媒体名：TBSテレビ
報道時期：2023年1月27日
内容：日本人特殊詐欺グループの事件について新証言をスクープ
推薦理由：日本各地で相次ぐ強盗や窃盗事件をおこなったと見られる日本人の特殊詐欺グループについて、「収容所」＝フィリピンにある入管当局の施設から、「複数の人物が遠隔で犯行を指示している」「特殊詐欺で集めた情報をもとに、ピンポイントで強盗をしている」といった証言を得て、最終的には警察当局による強制送還に至った。
URL：https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/298999

【72】キャンペーン「かわるPTA」
媒体名：東海テレビ
報道時期：2022年10月から2024年3月
内容：公立小中学校の備品購入をPTA会費に頼る実態などを報道
推薦理由：PTA会長ら約500人へのアンケートや情報公開請求などをもとに、全国各地で本来公費を充てるべき小中学校の備品・設備の購入がPTA会費頼みとなっている実態を「第二のサイフ」状態と報じ、教育予算の不足がPTAへの依存、さらにPTAの強制にもつながっていると問題提起した。
名古屋市では全校調査の実施で約1.8億円分の寄付が判明し、学校の予算の16年ぶり大幅増額につながった。市の調査結果については開示請求で詳細を入手、特設サイトに掲載している。
このほかPTAの入会や活動の強制の実態や、自発的な運営への改革の動き、PTAの外注や解散といった新たな現象をいち早く捉えて広く保護者・関係者の注目を集め、過渡期にあるPTAの問題に光を当てた。
URL：https://youtu.be/LF20yc3xaEY

【77】クローズアップ現代「“消えた子どもたち”を追え！　ロシア・知られざる国家戦略」
媒体名：NHKクローズアップ現代
報道時期：2023年4月5日
内容：OSINTなどを駆使してロシアに連れ去られた子どもを取材
推薦理由：国際刑事裁判所がプーチン大統領に逮捕状を出す事態にまでなった、ロシアによるウクライナの子どもたちの“連れ去り”。子供はどのように連れ去られたのか、そしてその後、どのように扱われたのか。OSINTや関係者への取材を重ね、ロシアの施設内部の映像なども入手。さらにかろうじて子どもを取り戻すことが出来た一家を独自に取材したほか、ロシア側で子どもたちを受け入れていた人物を突き止めて直撃。ロシアの目的とは何なのか、知られざる“真相”に迫った。
URL：https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4766/

【71】外交官ナンバー車による外交特権悪用を暴いた調査報道
媒体名：フジテレビ
報道時期：2019年4月～2023年11月
内容：外交官車による特権での違反金踏み倒し実態とロシア最多を暴いた
推薦理由：ウィーン条約の外交特権で外交官ナンバーが国内で駐車違反金を踏み倒し、ロシア・中国が全体の半数に上る事実を明らかに。ロシア大使を直撃し開き直り発言も引き出した。「国名の開示」と映像を証拠とするテレビ調査報道によりワースト上位の複数国が踏み倒しをやめ違反件数も大幅に減少した。国会も動かし外務省は租税免除特権を取り消す対抗措置を打ち出した。過去1年では「週刊新潮」に寄稿・詳報したほか「ロシアが６割」を明らかに。また「韓国大使館車が危険な違法スモーク車で走行」も暴き本国でも反響。圧倒的ワーストはウクライナに侵攻するロシアで国の体質を強く示唆するものに。英字報道もされ世界に外交特権悪用の実態が伝わった。

【79】“胎盤”や“血液”を処理せず長年放置「感染性廃棄物」処理請け負う廃棄物処理会社「処理した」とウソの報告も「前代未聞の事態」に渦中の社長に直撃取材
媒体名：TBSテレビnews23
報道時期：2024年3月20日
内容：感染性廃棄物を長年放置していた産廃処理会社の杜撰な実態を報道
推薦理由：宮城県にある産業廃棄物処理会社が、病院などから処理の委託を受けた「感染性廃棄物」を敷地内に長年に放置していた実態や、紙のマニフェスト（廃棄物処理管理票）を偽造して「処理した」とウソの報告を行っていたことを明らかにした。宮城や福島、岩手など５県の１００を超える病院と取引関係にあったが、指導・監督を担う宮城県は２０２３年１０月に、この会社の「廃棄物処理業」の認可取り消しを公表したものの、杜撰な実態は伏せたままで、地域住民にさえ伝えていなかった。今回の報道は、そうした実態を公にした。また、宮城県から「感染性廃棄物」の自主回収を求められた病院の混乱ぶりを伝え、宮城県の管理体制の不備や、再発防止策に取り組む重要性を伝えた。
URL：https://www.youtube.com/watch?v=L5zlZ6V5e7E

【78】新型コロナワクチン副反応に関する調査報道
媒体名：CBCテレビ
報道時期：2021年8月ごろから
内容：コロナワクチンの副反応、後遺症の実態を追跡報道
推薦理由：世界中で当たり前に接種が進む新型コロナワクチンだが、かつての「ワクチン禍」のような問題につながらないかという懸念から追跡取材。副反応や後遺症で悩む人はいまだ多く、継続した通院のほか、鼻血が止まらなかったり、倦怠感から寝たきりになり、仕事が思うようにできなくなったなど、被害報告は相次いでいる。また、ワクチン接種で突然家族を失った人もいる。こうした現状をいち早く報道し、地道に問題提起してきた結果、ほかのメディアも追随して報道する流れをつくり、補償問題など行政を動かすきっかけとなった。
URL：https://www.youtube.com/watch?v=cH-esrtDV_U

【74】“トランスジェンダー当事者の多様な生き方”と “性別変更にかかる手術要件”に関する一連の報道
媒体名：HBC北海道放送テレビ、インターネットテキスト記事
報道時期：2021年9月から2023年10月ごろ
内容：トランス男性の妊娠を軸に性的少数者の多様な生き方と困難。
推薦理由：LGBTQという言葉は当事者を一括りにするが、個人の生き方にはグラデーションがある。妊娠したトランスジェンダー男性「きみちゃん」に密着した。身体は女性で心は男性の「きみちゃん」は、かつて戸籍の性別変更のため性別適合手術を受けようとしたが、パートナーと出会い戸籍を女性のまま子どもを持つ人生を選んだ。性別変更について定める特例法では生殖腺が無いことが条件で、トランス男性は手術が必須となり、子どもを持つことはできなくなる。一方で、事実上の妻子と暮らすトランス男性は法律の違憲性を訴え、あるトランス女性は手術を受けた。番組は第49回放送文化基金賞最優秀賞受賞。「信頼関係を築き、大きな問題提起をした」と評された。
URL：https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/819289?display=1

【85】「旧統一教会めぐる養子縁組問題」のスクープ報道
媒体名：NHK
報道時期：2022年11月15日
内容：旧統一教会で行われている「養子縁組」の実態をスクープ
推薦理由：現在の新法を巡る議論では想定されていない、信者の間の養子縁組の問題をスクープ。養子に出された当事者（2世の元信者）の初取材に成功した。教団のハンドブックに養子縁組の必要性が説かれていることや、養子に出すことを前提にした妊娠を推奨する記載があることも明らかに。無許可のあっせん業にあたる疑いなども指摘。
URL：https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4725/

【75】NHKスペシャル調査報道・新世紀「中国“経済失速”の真実」
媒体名：NHK総合テレビ
報道時期：2023年11月5日
内容：GDPなど各種膨大なデータを徹底検証し、中国経済の実態に迫る
推薦理由：NHKスペシャルの新たなシリーズ「調査報道・新世紀」。その第一弾は、膨大な統計や各種データを徹底調査することで、表からは見えない中国経済の真の姿に迫った。そこから見えてきたのは、中国の国家統計局による統計データ8万4000件の内、この15年で3分の１以上が更新されずに、不都合な数字が隠されてきた実態。さらに、地方政府が、公式の統計には現れない巨額の債務を抱え、全国各地の労働者の賃金が未払いとなっていた実態。また、政府が発表する高いGDPの数値も、経済の実態を正確に反映していない可能性も見えてきた。番組では、これら徹底したデータ検証を、世界中の研究者やNGO、市民たちと連携して実践。不動産不況の渦中にあり、経済の長期低迷のリスクが叫ばれる中、日本にも影響を与えかねない中国経済の知られざる実情に調査報道で迫り、視聴者や専門家など多くの人から高い評価を得た。
URL：https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/p4VDpox2VZ/

【83】二度の戦争を生きて～ウクライナとサハリン、ある日本人の軌跡～
媒体名：HBC北海道放送テレビ（地上波・北海道ローカル）
報道時期：2023年5月1日
内容：戦争に翻弄されるサハリン残留日本人が生き抜いてきた記録
推薦理由：第2次世界大戦後、樺太（今のロシア・サハリン）への残留を余儀なくされた降簱英捷さん。結婚を機に移住したウクライナで、人生2度目の戦争に巻き込まれ、きょうだいが住む北海道へ避難した。番組では降簱さん一家の歩みとともに、HBCが半世紀にわたり取材を重ねてきたサハリン残留日本人の貴重な証言を織り込んだ。現在の報道では取り上げられることが少なくなった残留日本人の「いま」を通して、「ふるさと」や「家族」を繰り返し奪う戦争の愚かさを強く訴えた。
URL：https://youtu.be/HfmQPheZqEw?si=iIZUqWkWiuoy7-3h

【80】”子供の留守番”は虐待？条例案が波紋
媒体名：テレビ朝日スーパーJチャンネル、報道ステーション
報道時期：2023年10月6日～1週間程度
内容：「登校も外遊びもNG」スピード撤回された「お留守番禁止条例」
推薦理由：２０２３年１０月、取材の端緒を得た時には既に「来週には可決されてしまうらしい」という既定路線上にある話だった「お留守番禁止条例」は、テレビ朝日スーパーJチャンネルが中心人物の県議にいち早く単独取材を行い、本音を引き出したことで世間に議論を起こし、条例の廃案につながった。端緒は市民団体からの「こんなトンデモ条例が可決されてしまうらしい」という情報だったが、一つの自治体でこういった条例が可決されればそれが前例となって瞬く間に全国に広がるのではないか、という懸念から番組ですぐに取材を始めた。取材をはじめた当日に放送にこぎつけ、世論を大きく動かす原動力となった。世論が特に反応したのは条例の議論の中心人物であった県議へのインタビューだった。「Qお留守番は虐待ですか？Aもちろんです」というやりとりがSNSを中心に大きな波紋を呼び、１週間後に可決されることが既定路線だった法案が廃案に追い込まれる展開となった。テレビ朝日がインタビューをした県議は、その後会見を開いたが会見では本音を明かす事はなかった。丹念に情報を積み重ねていく類の調査報道ではないが、当局発表ではないところから女性達の違和感の声を拾い、素早く情報を確認し、県議の本音を引き出す事で世論を大きく動かす事となった瞬発力を評価頂きたく、応募させて頂いた。また女性や子供をとりまく話題はどれだけ世論が動いても、社内外で「スクープ」として認識されづらいという実感もあり、正直こうした賞に応募するかについて逡巡したが、思い切って応募させて頂いた。
URL：https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/900000830.html

【86】Nスぺ「“冤(えん)罪”の深層〜警視庁公安部で何が〜」　大川原化工機
媒体名：NHK
報道時期：第1回2023年9月24日、続編2024年2月18日
内容：軍事転用可能な機器を不正輸出したとして大川原化工機の社長ら３人が逮捕された事件
推薦理由：“冤罪”を生んだ警視庁公安部の捜査を検証して反響を呼んだＮスペ。東京地裁は昨年末、捜査は違法だったと認め国と都に賠償を命じる判決を出した（国と都は控訴）。公安部の中でいったい何が起きていたのか。法廷の証言と独自資料をもとに徹底取材で検証。
URL：https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/P7NZW5J8L6/

第4回調査報道大賞 第一次選考【映像部門 候補作品数：21件】

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* 2. ご所属（ご自身の所属社・媒体の候補作には投票できません。その確認のためだけに使います）

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第4回調査報道大賞第一次選考【映像部門候補作品数：21件】