現在、多くの日本企業が国内市場の成熟化に伴い、海外に新たなビジネス商機を求め、ひと昔前では限定的であった海外企業の買収(M&A)も施策の一つとして積極的に取り組み、海外への進出・事業拡大を推進しています。
しかしながら、海外M&Aの難易度は高く、一部の企業からは「買収は失敗であった」、あるいは「買収後の実績が計画から乖離している」といった評価が聞こえてきます。
特に近年では、のれんの減損事例も散見され、海外M&Aにおけるシナジー実現の難しさが際立っているように感じております。
本サーベイは、このような状況を鑑み、各企業ではどのようにシナジーを検討し、買収前後において、どのような具現化に向けた取り組みを行っているのか。また、シナジー実現に向けたポイントはどこにあるのか。といった点を調査・分析することで、今後の日本企業による海外M&A成功の一助とすることを目的としています。